ソラマメの種まき|自分で採ったタネを蒔く

もう11月、昼間は暖かいものの、朝晩はだいぶ冷え込んできました。


我が家の庭では、基本的に自然に枯れるまで作物を放置しているのですが、ゆっくりと夏野菜から秋冬野菜へと移行しています。


夏野菜と言えば我が家のゴーヤ、下の方から徐々に枯れてはきているものの、上の方の葉っぱやツルは青々として、いまだに小さい実をつけてビックリしました。


さすがに今の時期につけて実は大きくならないかもしれませんが、果たしてどこまで生き残ってくれるのか観察していこうと思います。


同じく夏野菜のオクラ、細々と収穫できることはできますが、すっかり葉も落ち始めてもうそろそろ終わりそうです。


オクラは原産国のアフリカでは多年草で1年中枯れることなく収穫できるそうですが、寒さに弱いので日本では今の時期になると自然に枯れてしまう一年草です。


葉っぱが枯れ落ちても幹の部分はしっかりしていているので、我が家では枯れても抜かずに毎年キヌサヤの支柱になるように残しています。


春先にキヌサヤの伸びてきたツルを観察していると、市販の支柱は表面がツルツルして滑るのか、人間の手で引っ掛けてあげないと上に伸びませんが、オクラの幹は表面がガサガサしているので捕まりやすのか、自分の力でいい感じに巻きついて上へ上へと育ってくれるので重宝しています。




1株だけ生き残ったホーリーバジルもすっかり花が咲いてきました。


近くに行くと「フーン」とバジルのいい香りがします。


春先に一袋分タネを蒔きましたが、我が家の気候や土壌に合わなかったのか生き残ったのはこの1株だけで、タネ採りして翌年植えられるよう、あえて今年は葉っぱを収穫しないで残しておきました。


花が落ちて穂の部分が茶色くなったらタネの採り頃で、花の感じから推測するとたくさんタネが採れそうです。


自家採種したタネを植えると発芽率も成長率も上がるので、来年植えるのが楽しみです。


色々枯れていく中で、山から採ってきた野生のネギが元気になってきました。


夏の間は「やっぱり山と庭では環境が違いすぎたのかな・・・」と心配するくらい存在感がありませんでしたが、夏野菜と入れ替わるように株ごと大きくなって青々としてきました。


昨年「酸度計」を購入して、家の敷地内の酸度を計ったところ、丹精込めたつもりの庭の部分よりも、むしろ軒下の砂利道の方が野菜が育ちやすい中性に近くてショックでしたが、試しに小松菜のタネを蒔いてみると確かによく育ちました。


今年は砂利道をどうしようかなと思っていたところ、昨年の小松菜の零れ種から自然にワサワサ生えてきてびっくりしました。


もはや砂利道に生える雑草のようです(笑)。


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自家採種したソラマメの植え付け



かすかな夏の残り香も消え去り、紅葉が始まって完全に秋になった11月は越冬野菜の植え付けの時期です。


越冬野菜は、その名の通り冬を越してからようやく収穫できる野菜で、日照時間も短いし気温も低いので成長速度が穏やかで収穫まで時間がかかる反面、雑草、害虫といった天敵がいないので、むしろ夏野菜よりも育てやすいかもしれません。


自然栽培と言えばマメ類、マメ類と言えば自然栽培というくらい豆の仲間は日当たりさえあれば脆弱な土壌でも育ってくれる生命力と、根っこに自然に共生してくれる「根粒菌」が肥料になって土を肥やしてくれるありがたい作物で、我が家でも夏は枝豆、冬はキヌサヤと毎年植え続けてきました。


ただ、作物は実が大きくなれば大きくなるほど育てるのが難しいと言われていて、確かにミニトマトは放っておいても二人で食べきれないくらい収穫できましたが、中玉トマトになると途端に難しくなり、実付きも良くないし、夏がすぎても赤くならずに、結局青いままピクルスにして食べたりしました。


中玉トマトの苦い経験もあって、枝豆でも毎年苦労しているのに、もっと実が大きいソラマメは育てられないんじゃないかと避けてきましたが、昨年、ダメならダメでしょうがないけど、とりあえず植えてみないことには始まらないと「河内一寸蚕豆」という、大阪伝統種でソラマメの中でも一番大きいと言われている品種を選んで植えてみました。


ちゃんと生き残ってくれるか、育ってくれるか心配でドキドキして見守っていましたが、一袋7粒植えて全て発芽し、何の苦労もなく春先に収穫することが出来ました。


自然栽培の本の中でもソラマメはマメ類の中でも難しいと書いてありましたが、今まで色々なタネを蒔いてみては失敗(発芽しない、発芽しても解けるように消えてしまう)を繰り返してきた私たちからすると、ソラマメはタネそのものが大きいので、発芽した双葉も大きく、最初のうちはタネに保存されていた栄養を吸って大きくなってくれるのか、その後消えることもなく順調に成長してくれて、むしろ他の作物よりも頼もしいくらいでした。


あとは天敵がいなかったというのも大きかったです。


マルカメムシ、ホソヘリカメムシ、他にも名前も分からないカメムシが我が家の庭には出没しますが、大小、見かけが違っても共通しているのはとにかく枝豆が大好きで、枝に張り付いてチューチューしたり、実に張り付いてチューチューしたり、葉っぱの部分に取り付いてみたり、とにかくいたるところに取り付いては枝豆の養分を吸ってダメにしてしまいます。


マリーゴールドを植えたり、いろいろ試してみましたが、結局人間の手で捕獲して駆除するしか方法がなく、それでも四六時中枝豆を見張っているわけにはいかないので、虫害が絶えることなく、無農薬栽培の宿命とは言え、枝豆を収穫するまでは非常にストレスでした。


ところが秋に植えて冬を越すソラマメは、カメムシが出る前に収穫が終わってしまうので、そういう意味でも本当に楽でした。


最終的に、7粒でスタートして元気そうなタネを28粒採ることが出来ました。


お金もこんなに増えるといいんですけどねー(笑)。


ソラマメの植える時期ですが、ソラマメは成長の段階で寒さに対する耐性が変わり、一番寒さに強いのが本葉が4〜5枚、株丈が10センチ〜15センチくらいの時と言われています。


霜が降り始める一番寒い時期にちょうどそのくらいの大きさに育っているように逆算すると、私たちの住んでいる神奈川県秦野市では10月下旬〜11月中旬くらいが植え時です。


まず、後からでもどこに植えたか分かるように支柱を挿していきます。


予定では、この後キヌサヤを今生き残っているオクラの根元に植える予定なので、ちょうどオクラとオクラの間に支柱を挿し、支柱の根元に2粒ずつ植えました。


昨年は7粒しかなかったので一箇所1粒ずつでしたが、今年はたくさんあるので一箇所2粒ずつと大盤振る舞いです(笑)。


2センチくらいの深さに植えて土を被せたら、タネと土がしっかり密着してくるように足で上から踏みつければ植え付け完了です。


11月はこの後キヌサヤ、ライ麦の植え付け、ミョウガの株分け等々、土仕事が目白押しです。