残暑というには暑過ぎる毎日が続いています。
暦では秋ですが、体感的には真夏と変わりません。
家庭菜園を始めたばかりの去年は、行き当たりばったりで計画も立てず、農協やホームセンターに行っては、その場の思いつきで苗を買って植えていたので、秋冬野菜の植え付けが遅くなり、せっかく植えたカブは花が咲いて実が出来なかったり、小松菜や春菊も上手く育てられませんでした。
土の肥え具合で適した野菜も分からなかったので、我が家の痩せた庭に養分が必要なブロッコリー、ニンニク、玉ねぎを植えたりして失敗したりもしました。
今年は自然栽培を勉強して、我が家の土壌に適した野菜のタネを選んで、今月は何を植えて、来月は何を植えると計画的にここまで来ました。
気温から考えると、この時期に初秋の植え付けをしていいのかと思ってしまいますが、セミの鳴き声が小さくなり、夜になると秋虫の鳴き声が大きくなってきたので、計画通り植え付けをしてみたいと思います。
今回はアブラナ科の中でも比較的育て易く、痩せた土壌でも育つ大根とからし菜、虫に食べられやすいアブラナ科のコンパニオンプランツとして春菊の三つを選びました。
春菊にはとくに思い入れがあります。
昨年は種まきの時期が遅かったせいもありますが、ほとんど発芽してくれませんでした。
近所の農家の方に「この辺の土は火山灰で酸性なので、アルカリ性の石灰(カルシウム)を入れて中和させないと芽が出ないよ」とアドバイスを頂いたのですが、自然環境をそのまま生かして土も耕さない自然農法では、石灰をそのまま入れると中和はされても土が固くなってしまうそうなので、自然に家から出た卵の殻やシジミの貝殻、燻製で出た炭を撒いたりしてコツコツ土壌を改良してきました。
パッと見た目は雑草だらけで、食べられる野菜がどこに生えているか分からない我が家の庭ですが、地面の近くで見てみると虫もたくさんいるし、ちょっと掘るとミミズもいるし、トカゲも住んでいるし、私にとっては生命力に溢れた愛する庭です。
はたして去年失敗した春菊がちゃんと生えてくれるかどうか、私の考え方が正しかったのかどうか試されるようでちょっとドキドキします(笑)。
種まきには大きく分けて3種類の方法があるようで、
- ばらまき
主に小さめのタネに適していて、文字通りばらまく蒔き方 - 点まき
主に大きなタネに向いていて、それぞれの野菜に適した間隔で穴を掘って植える方法 - 条まき(すじまき)
地面にスジ状に溝を作って、タネをパラパラ撒いて土を被せる植え方
今年の春バジルをばらまきで1200粒蒔きましたが、7株しか育ちませんでした。
今思うと、ばらまきだとどこに生えるか分からないので、せっかく芽が出ても雑草と間違って刈ってしまったのかもしれません・・・。
今回はバジルの失敗もあったので、どこに植えたか分かりやすく発芽率を高めるために、「わだち」を作って植えることにしました。
わだちをそれぞれのタネ用に3本作って植えていきます。
大根は点まきで10cm間隔で、からし菜と春菊は条まきで植えました。
植え終わったら伸び放題の芝生を刈って、土の保温、保湿用に上から被せておきます。
我が家の家庭菜園は、もともと花壇だったところを利用しているので、地面が硬かったり、フルイにかけて小石を取り除いてもいないので、大根は綺麗にまっすぐ育たないでしょう。
あちこち曲がったり小石の跡がついていても、ガッツのある大根が出来ると嬉しいです。
からし菜はお浸しにしても油で炒めても美味しいし、春菊は冬のお鍋に欠かせません。
スーパーで買ってしまうと何の苦労もありませんが、自分で育ててみると色々夢が広がって楽しいです(笑)。
夢と言っても普通におでんとかお鍋ですが・・・。
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