我慢できない暑さから、我慢できる暑さになってきました。
今年は7月いっぱい梅雨で、8月は強烈な暑さが続きましたが、今は暦の上では秋と、少し涼しくなり、夏らしい夏はちょっと短かったかもしれません。
来年の種蒔きのために残しておいた枝豆も、すっかり葉っぱが枯れ落ちて茶色くなりました。
ハーブは基本的に雑草並みに生命力が強いのですが、去年植えたローズマリーも四方八方に枝が伸びてきたので、剪定して採種用の枝豆と一緒に、雨の当たらない軒下に干しておきます。
ローズマリーは香りが強いので、軒下周辺はローズマリーの香りでいっぱいです。
レモンタイムは、最初に庭の真ん中に植えていたのですが、驚異的な繁殖力でみるみるエリアを拡大するので、庭に敷いてあるレンガの隙間に植え替えました。
それでもレンガの隙間の限られたスペースで、どんどん繁殖しています。
プランターで育てるにはいいかもしれませんが、地植えをしてしまうと庭全体がレモンタイムになってしまうかもしれません。
7月の終わり頃にタネを植えたサヤインゲンは、植えた時期も良かったのか発芽率もよく、地面を這うようにツルを伸ばし、少しでも背の高い植物を見つけてはクルクルと巻き付きたそうにしています。
このまま横にツルが広がっていくと、庭仕事の時に邪魔になりそうなので、支柱を立ててツルが絡めるようにしてあげました。
サヤインゲンのツルを初めて触ったのですが、マジックテープの様な細かい毛が下向きに生えていて、上にツタが伸びる時にひっかかる仕組みになっています。
今まで地面に沿って横に広がっていたツルを、ちょっと支柱に絡ませてあげると、数日後には自分の力で支柱を這い上って、らせん状に上へ上へと伸びていきます。
自分で考えて、より良い種子を残そうとしているのを見ていると、「植物も間違いなく生き物なんだなー」と実感します。
やれやれと腰を上げて切り株を見てみると、すっかり定位置になったのか、今日もニホントカゲが気持ちよさそうに日向ぼっこをしています。
住み着いてくれたのか、最近は庭に出るたびに見かけるので、愛着が湧いてきます(笑)。
夏の庭いじりは危険です。
自分の世界に入ってしまうというか、トカゲを観察していたり、セミの抜け殻を見つけたり、サヤインゲンのツタを触っていたりすると、時間の感覚を忘れてあっという間に時間が過ぎてしまいます。
先日、帽子をかぶり忘れて軽い熱中症になってしまいました。
頭が少しボーっとなって、いくらお水を飲んでも喉の渇きが癒されないというか、痒いところに手が届かない感じでした。
そんな時、我が家で作るのがグレープフルーツのドリンクです。
スポーツドリンクの様にお塩をちょっと入れるのがコツで、スーッと体に染み渡る感じがして、喉の渇きが収まりました。
塩分を、血液と同じ塩分濃度で飲み物に入れると、浸透圧で体内吸収が高まるそうです。
レシピというほどのレシピではないのですが、グレープフルーツ1個をぎゅっと絞って、ミキサーに氷とお水を八分目くらいまで入れ、砂糖を小さじ4〜5杯、お塩をちょこっと入れてミキサーにかけるだけです。
氷の量をその時々で調整するのですが、ちょっと多めに入れるとシャリッとシャーベット状で、キーンと冷えて美味しいです。
我が家では、風邪をひいた時や、バドミントンで汗をかいた時、夏の庭仕事の時に大活躍しています。
9月には春菊、からし菜を植える予定です。
春菊は去年も植えたのですが、土の酸性度が強かったのか一つも発芽しませんでした・・・。
今年は春先からコバエ対策として、台所から出た生ごみを庭に撒いて肥料にしていました。
卵の殻もたくさん撒いたので、春菊もちゃんと育ってくれるかもしれません(笑)。
家庭菜園は、思い通りにいかないところが面白いです。
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