秋の種まき_サムネ

自然栽培|秋の種まき

去年の春から始めた憧れの家庭菜園、1年目は「とりあえずやってみよう!」と、ホームセンターで栽培用の土や、作ってみたい野菜を苗で買ってきて育てていました。


無農薬野菜を勉強していく中で、無農薬どころか肥料も使わない「自然栽培」をというものがある事を知り、いよいよ今年からは「固定種の種を自然栽培で育てて採種までやり遂げる!」という目標を立てて、色々な種類の種をまいてみました。


本やネットで調べていると自分にも出来そうな気がするものですが、実際にやってみると想像通りにはいかないもので、春夏の植え付けでは下記のように色々な失敗や反省点がありました。

  • 若芽と雑草の違いを見分けられない場合は「バラまき」をしない方がいい
    自然栽培というと「バラまき」というイメージがありましたが、我が家の庭の広さでは何をどこに植えたか分からなくなってしまい、例えば春にせっかく植えたおかひじきとスギナの見分けがつかず、なんだかんだ全部刈ってしまいました・・・。

  • 雑草を刈る時、全ての雑草を「成長点」で刈ってはいけない
    特に私たちの住んでいる秦野市は水はけが良く乾燥しやすいので、土の保湿をしてくれる雑草の刈りすぎは逆効果でした。
    雑草がなくなった結果、土の温度が上がりすぎて乾燥してしまい、人参が全滅してしまいました・・・。

  • 背が高い作物は台風や強風で倒されてしまうので、しっかりとした支柱対策は必須
    菊芋、アマランサス、全部台風で倒れてしまいました。
    サヤインゲン等、ツルが巻いて上に伸びる作物も支柱ごと倒れてしまい、後から支柱を立て直してツルを巻きつけてあげても元には戻りませんでした・・・。


初秋の植え付けでは春夏の失敗を生かし、雑草を残して上の部分だけ刈り取ったり、ちゃんと溝を作って種を植える「すじまき」を取り入れるようになりました。


今回の秋の植え付けでは、それに加えて日向部分と日陰部分の成長の違いを観察をするため、実験的に種を南北に植えてみたいと思います。


今回は観察するため南北に植えてみます
今回は観察するため南北に植えてみます



写真の通り、東西に長い我が家の庭は、塀のある南側が日陰です。


春夏に植えた作物は東からの風にみんな倒されてしまったので、合わせて風の影響の違いも観察してみようと思っています。






新しい試み|足で踏む



今回はたばこ祭りで東京農大の学生さんに頂いたラディッシュとイタリアンパセリ、そして去年も今年も植えて一度も我が家の庭では芽を出したことのない春菊を植え直します。


今週末の収穫祭(農大の学祭)の告知で配ってらっしゃった種ですが、いよいよ今週末の11月2日(土)、11月3日(日)の開催です。


農大、今の私には憧れです・・・。


中学、高校と、何にも興味がなく、なんで勉強しなきゃいけないのか分からなかった私ですが、もし、あの頃、毎日口に入れる食べ物や農業に関心を持っていたら、また違った人生があったかもしれません。


なんとか時間を作って、今週末はぜひ収穫祭にお伺いしようと思っています。


話が逸れてしまいました・・・。


先日、近所の農家の方に我が家の春菊の相談をしていると、種をまいた後に踏んであげると、土と種がしっかり密着して発芽率が上がるとの事。


今までは土が柔らかい方が芽が出やすいだろうと思い、種に土をふんわり被せていたのですが、全く逆のことをやっていたのかもしれません・・・。


自分が思い込みで正しいと思っていることでも、違う角度で話を聞いてみると間違っていた、なんてことはよくあるものです・・・。


最後に我が家のほったらかしの芝生を刈って、草マルチにしました。


芝はイネ科なので緑肥にもなりそうだし、草が細くハリがあるので、敷いておくと植えた作物の見分けがつきやすくて便利です。


何より庭にあるものでやりくりできるので楽です(笑)。


後は穏やかな天気が続いてくれることを願うだけです。







4件のコメント

いつもインスタで楽しませてもらっています
私は東京農業大学を卒業したので、東農大が好きと言っていただけてとても嬉しいです

秦野からだと厚木キャンパスですかね?
農学部が厚木キャンパスにあるので農産物は多そうですね
私は世田谷キャンパスだったので厚木キャンパスの収穫祭とても気になります
是非インスタ、ブログに載せて欲しいです♪
また秦野からは遠いですが、世田谷キャンパスも賑わっているので機会があれば行ってみてください。(世田谷は食品、食べ物がメインですが)

他の大学とは違い、芸人さんを呼ばない収穫祭ですがそれは「生徒でつくりあげる収穫祭」をモットーにしているそうです。(私の在学中の10年近く前の話ですが)
収穫祭楽しんできてください!
お土産にはエミューのどら焼きとカムカムドリンクがオススメです

長文失礼しました!
これからもブログ、インスタを楽しみにしています

農大卒の方のコメント、ありがとうございます!
卒業後の進路とかすごく興味あります(笑)。

昨日、厚木キャンパスの収穫祭行ってきました。
農大の学祭に行くこと自体初めてで、なんの前知識もない状態でした。

農大の最新の農業の研究に触れたり、自然栽培の展示とかあるかな?とか、私たちの様な社会人でも受講できるコースがあるかな?とか色々考えて行ったのですが、近隣の方々、特に子供づれの方々に愛されているお祭りの様で、展示内容、スタンプラリー等のイベントも、社会人向けとというよりも、小学生の子供たちが喜ばれる様な内容でした。

本当は漫画やブログのネタにしたかったのですが、残念ながら、子供のいない私たちの立場だと「揚げたこ焼きが美味しかった!」というだけでは、難しいかもしれません・・・。

アデリーペンギン(東農大 バイオ卒) の後輩の皆さんは、まさしく「生徒で作り上げる収穫祭!」という感じで生き生きと楽しそうでした。

やっぱり若さって素晴らしいですね(笑)。

ご返信ありがとうございます!
東京農業大学は食品会社への就職が多いと聞いています
私の時代の学校の推薦もほぼ食品会社でした。
(学部にもよりますが、元々が「食」に関わりが深い大学なので)

私はバイオサイエンス学科という遺伝子分野の学部を卒業し、最初の会社は居酒屋の食品工場に入社し、品質管理部に所属していました。
(同じ会社に東農大の農学部の人もいましたよ!)
その後、商社に転職をして研究に使われるような試薬・機械の販売に携わっていました。
今は出産を機に退職をして専業主婦をしています。(履歴書みたいな内容ですみません)

私の周りは食品会社・製薬会社(MR)が多く、分野違いのIT企業も少しいましたね。
種苗会社はとても人気でしたが・・・私の周りは全員不採用でした

農大から国立大学院に進学した先輩は
大手製薬・食品会社や研究機関の研究職に就職している人もいます。

農学部だったら農業・植物系の就職が多いかもしれませんね。
元々実家が農家でそのまま実家に就職する人も多いと思います。

東農大の研究をみるとなると・・・
もうご存知かもしれないですが、オープンカレッジかグリーンアカデミーがあるみたいです。
オープンカレッジは地域の方を対象に趣味の講座を開講しているみたいですね。
グリーンアカデミーはシニア世代を対象にしていますが在学中、私達と同じ授業を受けている人がいました。
ただどちらも有料で研究とはちょっと違うかもしれません・・・。

あとは受験生対象ですがオープンキャンパスが1番研究内容を目で見ることが出来ますね。
(社会人受験といえば行けるような気も・・・)

この3つに関しては東農大のHPに詳細が書いてあると思います。
興味があったら検索してみてください。

また長々と失礼しました。
あまり参考にならないかもしれないですが、もしお役に立てれば幸いです。

農大卒業後のキャリアの詳細ありがとうございます!

前途洋々な感じがしますね(笑)。

自分で家庭菜園をやって見るまで、農業、農大のことを身近に感じる機会があまりなかったのですが、
ネット社会でどんどん便利になったとは言え、人間お腹は空くわけで、
生きていく上で不可欠な「食」に携わる機会が広がる農大は、目的がはっきりしているので非常に魅力的に思います。

私たちが今関心を持っている自然栽培は、ある意味「反近代農業」で、種も品種改良されたものよりも固定種を通り越して原種に興味があったり、農薬、肥料を使わないで雑草、自然環境とどううまく付き合っていくか模索したり、もしかしたら最新の農業を研究する農大とは相性が悪いかもしれません。

でも植物系とか面白そうだし、菌類、ハーブ、アロマ、私たちの好きな燻製等の食肉加工等々、興味が尽きませんね(笑)。

予算と時間の関係で今すぐには難しいですが、将来オープンカレッジとか受講できたら嬉しいです。

農大卒業生ならではの情報、本当にありがとうございます!

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