今日は暖かいですが、窓の外では「雪やコンコン」のオルゴールの音が聞こえます。
もう灯油の季節なんですね・・・。
あと1ヶ月半くらいで今年も終わり・・・、本当に一年はあっという間です・・・。
久しぶりにパンチさんの登場ですが、先日パンチさんのところに寄らせていただいた時、菱の実とマコモダケを見せて頂きました。
秦野市では珍しい作物で、抗がん効果が高いそうです。
私たちは両方とも初めて見ました。
菱の実は、いわゆる忍者のマキビシの原型だそうで、蓮の葉のような葉の下に成るところどころ尖った黒い歪な実で、確かに踏むと痛そうです(笑)。
黒い皮をむいて味見させて頂きましたが、以外や以外、無骨な外見とは違い、食感も味も甘さ控えめの梨のような感じでした。
マコモダケは「タケ」と言うだけあって竹の仲間かと思いきや、イネ科の作物で、今回初めて知りましたが、そもそも竹もイネ科の植物とのことです。
収穫した後に成長したマコモダケも味見させて頂きました。
生のマコモダケをかじって見ましたが、癖がないというか主張がないというか、食感は若干違うのですが、癖のないタケノコ・・・、いや、甘さ控えめのベビーコーンを生でかじった感じというか・・・、特徴がないので例えが難しいですね。
今日ちょうどNHKで群馬のマコモダケをやっていましたが、油との相性がいいので、お肉と一緒に炒めると美味しいそうです。
パンチさんは山からの湧き水を利用して菱の実やマコモダケ、レンコンを栽培しているのですが、山からの水をそのまま水田に流すと、水温が低すぎて水の注ぎ口周辺の作物の発育が悪くなってしまうので、畝を作って水を迂回させ、水温を温めてから水田に流すように工夫されているそうです。
パンチさんの楽しいお話をお伺いしていると、あっという間に時間が経ってしまうのですが、最後に天然のアシナガタケをたくさんお土産に頂いて帰りました。
アシナガタケのキノコ汁
今まで天然のキノコを食べる機会自体がなかったのですが、今回頂いたアシナガタケは秦野市では、この時期、地元の方たちに愛されているキノコです。
パンチさんが仰るには、天然物は特に貴重で、アシナガタケが3本くらいしか入ってないお蕎麦が、1500円くらいするとのこと。
私たちはそんな高価なお蕎麦を見る機会もなかったわけですが(笑)。
早速教えて頂いた通り、汚れを浮かすために1時間ほど塩水につけます。
確かに塩水につけると、粘り気のあるキノコに付着した小さいな木の枝や葉っぱがキノコから離れて浮いてきます。
お米を研ぐ要領で、何回か水を交換しながらかき混ぜてあげるときれいになりました。
ゲタの部分をハサミで切って、食べやすい大きさに割いていくのですが、感触が普段スーパーで買っているしめじやエノキとは違って、しっとりしていると言うよりもサクサクと身離れがいい感じで割けていきます。
キノコ自体もシャキッとして、天然だからなのか一本一本頑張ってる感じです。
軽く焦げ目をつけたお揚げさんと、里芋と一緒に煮込むと、アクもよく出ます。
ちょっと火を落とし、丁寧にアクを取ってお味噌を溶けばキノコ汁の完成です!
ちょっと啜ってみると、なめこほどではないけど少し粘り気が出て、グーと体があったまります。
キノコと言うよりも、シジミ汁に近いくらい濃いだしが出ています。
この時期にしか食べられないものだし、これは贅沢ですね・・・。
まさしく、山の恵みを頂いていると言う感じです。
日頃体験できないことを色々体験させてくれるパンチさんに感謝です。
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