バドミントンと負けず嫌い

人間の体というのは非常に面倒くさがりだと思います。


いい年齢になってきて体を動かさないでいると、


「あ、この人動かないから退化しよー」


と、瞬く間に筋肉は衰えるし、


「おやおや最近全然曲げないな、もう曲げる必要ないっしょ」


と、関節もどんどん硬くなります。


私たちは秦野市に引っ越してきてから、約一年半くらい毎朝走ってきたし、4〜5キロは散歩をしてきましたが、残念なことに去年の暮れくらいから左の股関節が痛くなり、あぐらをかけなくなりました。


毎日運動してきたつもりだったのに、これは一体どういうことでしょう・・・。


私は交通事故で左の膝がもともとよくないのですが、四十肩も左肩、股関節も左側、何か体のバランスそのものが悪いのかもしれません。


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走れはするものの、ちょっとした段差や斜面を降りるときは股関節が怖くて、前みたいに「ピョン」とは降りられず、何やらお年寄りのようにソロソロと降りています。


痛くなってから柔軟をしようと思っても、痛すぎて出来ません。


これは走ったり歩いたりする以外に、何かスポーツをやった方がいいのかなと思いだしました。


ただ、そのためにお金をかけたり何かを揃えるのは嫌だし、何よりちょっと面倒くさいとも思っていました。


サワガニの里には、ちょっとした手作りのバドミントンやボール遊びの出来る手作りのコートがあるのですが、先日本当に久しぶりにバドミントンをしました。




これが思いのほか面白くて、いい運動になったんです(笑)。


是非ちゃんとバドミントンをしてみたいと市立の総合体育館に電話してみると、2時間二百円でラケットも貸してくれるとのこと。


ちょうど梅雨の合間だったので空き状況を確認し、予約は出来ないそうなので急いで体育館に行ってみました。




ちゃんと体育館でバドミントンをするなんて、高校の授業以来でしょうか・・・。


内履のスニーカーに履き替えてると、なんとも懐かしい床のワックスの匂いがしてきます。


隣ではもう夏休みなのでしょうか?小学生たちがバスケットボールをしていました。


なんだか「ここにいていいんだろうか?」という不思議な感覚というか、ちょっと緊張します(笑)。


とは言え1年半も走ってるし、少しは動けるだろうとラケットを握ってみると自分の記憶よりも重く感じる・・・。


バドミントンを始めると、自分の脳で思い描いた動きと実際の動きにズレがあるのか、うまくサーブが打てないし、空振りもする・・・。


ちょっと端っこに打ち返されて、昔は届いたはずだし頭の中の感覚でも届いているのにラケットが届かない・・・。


なんていうんでしょう、頭と体のチューニングが狂っている感覚で、今の体になれるのにしばらく時間がかかりました。


さすがにランニングの成果か、私はそんなに息が上がりませんでしたが、嫁はなぜか最初の15分でバテました。


よくよく観察していると、嫁はどうやら自分の半径1m以内でないと打ち返せないようなので、なるべくその範囲内に打ち返すよう心がけました。



途中水飲み休憩を何回か挟みながら30分、1時間経つとようやくお互いに慣れて試合っぽくなってきます。


そうなってくると面白いもので、自分がミスしたり、相手にしてやられたりすると悔しいんです(笑)。


もういい大人なので勝ったり負けたりなんてどうでもいいというか、勝敗にこだわらなくなって大分経ちますが、不思議なことにバドミントンでは悔しんです。


これは久しぶりに思い出した感覚でした。


気づくと、普段では絶対に動かないようなスピードで動いたり動こうとしているし、しばらく意識もしていなかった反射神経も蘇ってきます。


短い距離とは言え全力で走ったのなんて何十年ぶりでしょう。


この「負けたくない」という感覚は、人間の本来持っている本能なのかもしれませんが、これは普段走ってるだけでは感じることが出来ませんでした。


競技スポーツって偉大ですね(笑)。




2時間とは長いものです。


隣の小学生は元気に走り回っていますが、私たちはヘロヘロです。


小学生たちを観察していると、たまにバスケをしていますが、ほとんど追いかけっこをしたりボールを蹴ったりして走り回っています。


すごい体力ですよね(笑)。


今の自分を振り返ると、ランニングの時は走りますが、それ以外は走らないし、それは大人なのでなるべく無駄な動きをしないようにして、動くにしても効率的に動こうとします。


小学生たちを見ていると、これがダメなのかもしれません。


彼らは無駄とか考えずに、ただ動くのが楽しいのでしょう。


そりゃ私は体力も落ちるなと考えさせられました。


後半は落ちたシャトルを拾うのも腰が痛くて億劫になりましたが、たくさん汗もかいたし、気持ち的にはスッキリでした。


嫁は見るからに息も上がってるし、ヘロヘロに疲れて小鬼のようになってしまいましたが、「自分はまだまだいけるんじゃないか」と思って帰宅しました。


これが全くの勘違いだったんですね。


家に帰ってソファーに座り、冷たいものを飲んでいると「ズーン」と重力に引っ張られる感じがして体が重くなってきます。


生まれて初めてかもしれません、体の乳酸をあんなに感じたのは。


それに比べ嫁は徐々に回復して元気になっていきました。


若いと疲れはすぐきますが、歳をとると疲れが後から来るようです・・・。


しんど過ぎて寝てしまいました。


さて、バドミントンをやってみての感想ですが、これはいい運動になります。


何より普段使わず退化している瞬発力と咄嗟の判断力、反射神経が鍛えられます。


そもそもバドミントンをするまでどれだけ自分の瞬発力、判断力、反射神経が衰えているかを気づくこともできなかったので、これは自分にとって続ける価値があると思います。


あと、何しろ鬼のように汗をかくので、サウナ効果というか、それからしばらく体がサラサラしていい感じです(笑)。


しんどいことはしんどいので、週に1回、できれば2回くらい出来ればと思っています。