単行本3巻完成!

東日本大震災から12年(2023年4月現在)・・・。


震災婚だった私たちにとってこの12年間は、そのまま私たちの結婚生活でもあります。


本当にあっという間というか、もがいてもがいて、なんとか生き延びてきた12年でした。


結婚・・・。


婚姻届を出すだけが結婚ではないですね。


お互い初婚だったということもあり、結婚ということがどういうものか、いまいち意味が分からないまま結婚しましたが、結婚はそんなに甘いものではありませんでした。


結婚するということは「家族」になるということでもあり、「家族」になるということは、その背後のお互いの家族も含めて「家族」になるということで、家族になる以上、そこには相手の家族に対しても責任が伴うということを、私は全く理解していませんでした・・・。


結婚式の時に(残念ながら私たちは結婚式を挙げていませんが)神父さんが新郎新婦に問いかける、


「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻(夫)を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」


とは、本当に真理だなと思います。




結婚している、していないに関わらず、人間生きていればいい時もあれば悪い時もあるものです。


本当はいい時ばかりだったらいいんですけどね・・・。


ここまでのところ私たちの結婚生活は、どうも、いいことばかりというわけにはいきませんでした。


自分たちの目指す幸せに辿り着けるかどうかは分かりませんが、お互いの信じる幸せの方角を向きながら、


「あの時、あんな辛いことがあったから今があるんだね」


と、お互い笑って言える日がくるように、今日もなるべくいい1日を積み重ねられるよう、2人でコツコツと生活しています。

 

もしお手に取って頂けたら嬉しいです。



どうぞよろしくお願いいたします。




風々工房