単行本4巻完成!

昨今、クリエイティブ業界で「トレパク」が問題になっていますが、今回私たちはアマナイメージズさんという会社から以下のイメージ画像を購入して使用しています。




私たちの働いていたフランチャイズで大きな事件が起こり、結果、私たちの仲間だったタパさんが強制送還になってしまったというストーリーが4巻第1章の「さよならタパさん」なのですが、タパさんを見送るシーンを出来るだけ印象的にしたくて色々と模索してたところ、私たちの力不足もあり、アマナイメージズさん以上のアイディアを出せなかったので購入に至りました。


画像イメージを購入してでも、なんとか描き切りたかった「さよならタパさん」は、本当はもっと大きな事件でした。


ストーリーの関係上、私たちの漫画ではタパさん1人が逮捕されて強制送還になっていますが、実際には1人の中国人留学生(女性)、3人のネパール人(3人とも男性)の、4人の外国人スタッフが同じ日に逮捕された事件でした・・・。


背景として、私たちが某飲食店で働いていた頃、約半数のスタッフが外国人スタッフでした。


彼ら、彼女たちは非常に優秀で、3カ国語以上の言語を話せるスタッフも珍しくありません。


出身国によって色々と個性があるものですが、私はネパール人スタッフの慌てている姿を見たことがありません。


なんていうんでしょう、ネパールという国の個性なのか、ネパールの教育が優秀なのか、どんなに忙しくて過酷な状況でも落ち着いて笑顔を絶やさない彼らは、安心して一緒に仕事ができる本当に頼もしい仲間達でした。


4人が逮捕された日、いてもたってもいられなかった私は、オーナーに渡された2万円を握りしめて、その日の午後に東京出入国在留管理局へ4人に会いに行きました。


どんなに悔しかったでしょう、


「全部自分たちのせいにされた」


と言って俯いていた4人の顔が今でも忘れられません・・・。




私たち夫婦にとっても衝撃的な事件で、不況、年齢、介護等々、次の職場を見つけるのは非常に困難な状況でしたが、このままこのフランチャイズで働き続けたところで、はたして私たち2人に先があるのか考え始める大きなきっかけになりました・・・。



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カエルの子はカエル




環境が人を作るし、逆に人が環境を作るとも言えると思います。


生まれも育ちも全く違う環境で育った私たち夫婦は、漫画のタイトル「凸凹夫婦」のように水と油のように違います。


とくに4巻で描いた「カエルの子はカエル?」の頃は、嫁は私の言っていることが分からない、私は私で嫁の言っていることが全く分からない・・・、私たち2人の間に共通の言語がなかった状況でした。


通り過ぎた今だから分かることもありますが、渦中にいた当時はお互い何を相手に戦っているのか分かりませんでした・・・。


「世の中お金だけじゃない」


という人がいますが、本気でそんなことを言える人はお金に困ったことがない人だと思います。


私はお金持ちになったことがありません。


社会の底辺から世の中を見上げると、世界で起こっている大半の問題はお金で解決するのでは思ってしまう私はどうかしてるのでしょうか・・・。


とは言え、人間足りないものがあったり、やりたいのにできないことがあれば、なんとか「やりくり」するし「工夫」するものです。


その「やりくり」や「工夫」から知恵や習慣が生まれるのではと思います。


知恵や習慣は生活の筋肉(もっと具体的にいうと私たちの場合は貧しさに対する耐性)みたいなもので、個人、あるいは家庭に何かが起こったいざという時に守ってくれるものだと信じています。



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