冬支度|東京の思い出_サムネ

冬支度|東京の思い出

もう12月、当たり前と言えば当たり前ですが、来月はもう来年です。


今年はちょっと前まで天気がいいと暑いくらいでしたが、急に冬が来た感じで、比較的温暖と言われている秦野市でも先日霜が降りました。


我が家でも朝方がとくに冷え込み、お昼の空気があったまってくるくらいまでは部屋の中でも息が白くなるくらいです。


朝起きて一階の仕事場に下りてコーヒーのお湯を沸かしていても、エアコンがなかなか温まらず、手がかじかんでギターも弾けません。


引っ越した時に購入したエアコン、ほんのつい最近まで冷房として活躍していましたが、昨年は「床暖」にするとすぐにあったまったのに、どうしたことか暖房の効きがよくありません。


秦野市に引っ越してから、それまで私がやっていたお金の管理を嫁に任せています。


義母の影響を色濃く受けた嫁は、基本的にお金の管理に無頓着でしたが、不思議なもので自分で管理するようになると、節約や貯金について考えるようになりました(笑)。


私たち、光熱費には非常に苦い経験がありまして、東京で義母と同居していたアパートが築50年の北西向きで、建具の建て付けが悪く、窓を閉めてもカーテンが揺れるくらい隙間風が入る家でした。




そこまでいくと、もはや隙間風ではないですよね(笑)。


いくら暖房をつけても温まらない家でした。


義母と同居して最初の冬、光熱費の請求が一ヶ月で7万円・・・。


肝が冷えました・・・。


7万円と言ったら家賃と同じくらいですもの。


嫁と二人で暮らしていた頃はそんなことはなかったので、どう考えても同居し始めた義母に原因がありそうです。




考えてみれば設定温度28度で24時間エアコンかけっぱなし、追い炊きの出来ないお風呂に毎日お湯を貯めてお風呂に入れば、月7万円くらいにはなるかもしれません。


当時義母の借金の返済で綱渡りだった家計を、いくら説明しても理解してもらえないというか、自分の借金のことも理解していなかったので最後まで自分のやり方を義母は貫きました。


今考えても、よく私たち生き延びたなと思います(笑)。




その頃使っていた愛用の土鍋を割ってしまって、色々思い出してしまいました・・・。


よくないですね・・・。


どうも寒くなると、あの頃のことを思い出してしまいます。


さて、金銭感覚がしっかり身についてきた嫁が、いっそのこと仕事場も狭い寝室に移そうかと提案してくれました。


もともと義母と同居する予定で、部屋数のある戸建てに引っ越した私たちですが、実はほとんどの部屋を使いこなせていません。


エアコンを付けたのが仕事場にしているリビングと寝室だけで、寝室はリビングに比べて狭いとはいえ、東京に住んでいた頃のワンルームよりは広いです。


24時間のほとんどの時間を寝室で過ごすのは若干抵抗がありましたが、確かに光熱費のことを考えるとその方が良さそうです。


何より今まで金銭に無頓着だった嫁の提案というのが嬉しいです(笑)。




早速使っていなかったおこたも引っ張り出して、2階の寝室に仕事場を引っ越しました。


嫁は部屋の中でも朝のコーヒーのお湯を沸かせるように、カセットコンロも持ち込んだようです(笑)。


そういうわけで、おこたで仕事をするようになったわけですが、部屋を見渡した時の一部屋に全部ある感覚というか、なんとなく学生時代を思い出して、これはこれで気に入っています。


山形の実家を出て東京のアパート暮らしが長かったので、戸建てを活用しきれないというか、貧乏性なのかもしれません。


今朝は横浜で初雪が観測され、昨年よりも50日早い初雪だったそうです。


どんよりした鉛色の雲を見ていると、我が家の方でも初雪が降るかもしれません・・・。


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