東京にいた頃、セイタカアワダチソウの入浴剤の試供品を頂いたことがあります。
強い排毒効果があってアトピーにも良く効くと言うことで、「排毒」という言葉に弱い私は嬉しくなってすぐ使ってみました。
私の体質に合ったというのもあるかもしれませんが、確かにアトピーが楽になり、本当は続けて使いたかったのですが、当時は母の問題等、色々あって経済的に購入することができませんでした・・・。
秦野に引っ越して生活習慣も変わり、アトピーもほとんど出なくなりましたが、なんとなくセイタカアワダチソウが頭に残っていて、こっそりインターネットで「どんな草なんだろう」と画像を調べたりして憧れていました(笑)。
そんな憧れもすっかり忘れていた先日、散歩をしていると見覚えのある黄色い花がたくさん咲いています。
セイタカアワダチソウでした!
セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウは外来種でキク科の雑草です。
特徴的な成分は、
- アレロパシー
回りの植物の成長を抑制してしまうアレロパシーという成分を根から出すので、農家の方から嫌われる原因になっています。 - 酵素
強い排毒効果のある成分で、花に栄養を取られる前の蕾の頃が一番効果が高いと言われています。
熱に弱く、50度以上になると効果が薄まるとのこと。 - サポニン
セイタカアワダチソウの名前の由来とも言える成分で、お湯で煎じて泡立てると本当に泡立ちます。
実際に泡だててみましたが、油分が入ってるわけではないので、いわゆる泡風呂みたいに長持ちする泡ではなかったです。
今までセイタカアワダチソウを見たことがありませんでしたが、一度形を覚えてしまうと、10月の今の時期はどこでも目に付く位あっちこっちに群生しています。
今までも視界に入らなかっただけで、私の周りでも生えていたのかもしれません。
本当は蕾のうちがよかったのですが、黄色い花が咲いていたから気づくことが出来たこともあり、花が咲いたセイタカアワダチソウを先端から30センチくらいのところで収穫しました。
セイタカアワダチソウの枝は割としっかりしていて柔軟性があり、手でポキンと折り難いのでハサミで切った方が収穫しやすいです。
洗ってしまうと酵素も落ちてしまうそうなので、洗わずにそのまま干しました。
もちろん虫や汚れが気になる方もいらっしゃるでしょう。
その場合は洗っても大丈夫だと思います。
「こうした方がいい」等々、色々あっても、自分が居心地が良くて楽しい方が優先です(笑)。
※注
花全般、特にキク科の花にアレルギーを持ってらっしゃる方は、採取する段階で体調に不調をきたすこともあるかもしれません。
その場合は無理に試さないのが吉です。
健康が一番大事です。
入浴剤を作ります
干したセイタカアワダチソウを、そのままお風呂に入れてもいいのですが、その後のお風呂掃除が大変だし、せっかくだからより効果的になるように入浴剤を作ります。
カラカラに乾いたセイタカアワダチソウをお茶パックに詰めるだけなのですが、カラカラに乾いたセイタカアワダチソウは砕けやすく、部屋に持ち込むだけで破片が落ちて部屋が汚れます。
ビニール袋に入れて持ち込み、そのままクシュクシュすれば、ある程度細かくなります。
私たちはミキサーでさらに細かくしましたが、ミキサーがなければ袋でクシュクシュするだけで大丈夫です。
枝は硬くてミキサーにかけても細かくならなかったので、ハサミでお茶パックに入れやすい大きさになるくらいに切りました。
後はお茶パックに入れておけば、いつでも使えて便利です。
水分が残っているとカビてしまうことがあるので、私たちは冷凍庫に保管しました。
入浴剤の使い方
私が東京にいた頃に頂いた試供品で困ったのが、入浴剤の使い方でした。
説明では、「入浴剤を入れたお風呂を水から沸かして、3〜4日くらい追い焚きすると効果が高まる」と書いてありましたが、私たちのその頃のお風呂は、そもそも追い焚きの出来るタイプではありませんでした。
3〜4日追い焚きというと、成分がお湯に溶け出すのに時間がかかりそうだし、そのままお風呂に入れても効果が薄そうです。
予めお湯に浸けて使うことにしました。
お鍋に水1リットルを入れてセイタカアワダチソウの入ったパックを入れて、水から沸かし、50度になる前に火を止めて一晩置きます。
温度計がない場合は水から沸かさないで、食器を洗う温度くらいのお湯を注いで一晩置いてもいいと思います。
「本当に泡立つのかな?」と、一晩置いた入浴剤を泡だててみると本当に泡立ちました!
パックごとお風呂に入れて使ってみます。
薬湯風呂のような香りがしていい感じです。
アトピーがほとんどなくなってしまったので、前ほど効果を感じませんが、膝の裏の痒かったところがおとなしくなりました。
ドクダミ茶もそうでしたが、私が気づいていないだけで周りにもっとお宝があるのかもしれません(笑)。
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