梅雨前の準備|カタツムリ対策_サムネ

梅雨前の準備|カタツムリ対策

今年は5月16日に近畿地方、東海地方が例年より3週間も早く梅雨入りしてしまい、いったい今年の天気はどうなってしまうんだろうと心配していましたが、私たちの住んでいる関東では、雨マークが出たなと思ったらいつの間にか消えてしまったり、なんだかんだ晴天が続き結局梅雨入りしたのは平年よりも7日遅い6月14日でした。


梅雨入りに関してはそんなに突拍子も無い感じではなかったので、とりあえず安心しました。


作物にとって雨は文字通り恵みの雨で、雨が降った翌日に庭に出てみると丈が伸びていたり緑が増えていたりと、目に見えて作物の成長が実感できるものです。


梅雨もなくてはならないものなのですが、昨年の梅雨のように7月中は雨が降りっぱなしのようになってしまうと、雨と太陽のバランスが崩れてしまって、成長が止まってしまったり、梅雨が明けて成長はしても実がならなくなってしまったりと、家庭菜園にとって致命的な問題が色々起こります。


一番理想的なのは、雨と晴れの日が程よく交互に来てくれることですが、なかなかそんなにうまくはいきません・・・。


さて、この時期になると我が家で問題になるのはカタツムリです。


散歩をしていると、あちこちで目に入るので、我が家に限らずカタツムリがもともと多い地域なのかもしれません。


昨年は長梅雨だったせいか我が家ではカタツムリが大発生したので、今年は春先から警戒していました。


去年、相当な数を駆除したので、今年はほとんど見かけず安心していましたが、なぜかせっかく芽を出してくれた夏野菜の若苗達が食べられています。




おかしいなと思って食害にあった作物の根元付近を調べてみると、居るは居るは、カタツムリのファミリーというか、大小のカタツムリが土の中にゴロゴロいます。


調べてみるとカタツムリは夜行性で、昼間はひっそり隠れていて夜になると活動するとのこと。


それは昼の間なかなか目につかないはずです。


その後、庭を詳細に調べてみると、居ますねー。


殻を作るためのカルシウムを補給しているのか、雑草に隠れたブロック塀の隙間にたくさん張り付いています。


今年は梅雨入りまでたっぷり時間があったので、入念にカタツムリ対策をすることにしました。






カタツムリの温床①|クリムゾンクローバーの根元



こういう時ばかりは庭が狭くて良かったと思いましたが、畑の端っこの方から確認していくと、あー、居ますねー、隅の方の雑草や木がこんもりしていて、日も当たりにくく、風通しの悪いところに大量にいらっしゃいます。


ん〜、とにかくこんもりしているところに居ます。


我が家でこんもりしていると言えば、昨年10月に畑と芝生の境界沿いに植えたクリムソンクローバーなのですが、根元がすっかりカタツムリの温床になっていました。


元々緑肥用に植えたクリムゾンクローバーですが、夏の暑さに耐えきれず一旦枯れてくれるらしいので、繁殖力が強すぎる白クローバーよりも管理しやすいかなと思って植えてみたのですが、予想以上に巨大化し、いずれ自然に枯れて土に還るだろうと放置していたのが間違いだったようです。


枯れたは枯れたのですが、いい感じに密集しているので、すっかりカタツムリの居心地のいい繁殖場所になってしまいました。


早速端から端までクリムゾンクローバーを刈り取って、カタツムリを駆除しました。


刈り取ったクリムゾンクローバーは、見落としたカタツムリが中の方に居るかもしれないので、一旦天日でよく干してから緑肥にしました。


我が家の場合、クリムゾンクローバーは自然に枯れ落ちるの待つのではなく、花が咲いてタネができたら刈り取ってしまうのが吉かもしれません。






カタツムリの温床②|ライ麦の根元



今年はライ麦の出来が良くありません。


絹サヤの間に植えたのですが、自家採種した絹サヤが予想以上の成長して日が当たらなかったせいか、全体に生長が悪く、6月になった現在でも成熟した穂と未成熟な穂が混在しています。


全部が黄金色になるのを待っていましたが、密集した根元付近がカタツムリの住処になってしまいました。


どうしようかと迷いましたが、6割〜7割くらいは収穫できそうなので、とりあえず熟した実だけ収穫することにしました。


昨年の4分の1くらいというか、少ないですねー。


今年はライ麦パンを作れないかもしれません・・・。


あとは今まで畑の肥やしやカルシウムの補給になるかなと、木の枝や葉っぱ、お味噌汁を食べた後のシジミの殻、落花生の殻等々、色々撒いてきましたが、いつまでたっても分解されずに土の上に残り、めくってみるとカタツムリ、ナメクジ、芋虫等の住処になっていたので、できるだけ拾い集めて撤去しました。


草(雑草を含む)が枯れるとスポンジ状に分解されて土に還っていきますが、樹木の枝や葉っぱは分解されにくく、害虫の温床になりやすいようです。


雑草との付き合いも難しいもので、刈り取りすぎると畑が砂漠化してしまうので、真ん中の雑草は残してあげて、端っこの方の雑草だけ整理して刈り取りました。


そもそも畑の真ん中は日当たりが良すぎるのか雑草も控えめですが、逆に端っこの方がいい感じに日陰になっているせいか雑草の発育が良く、こんもりしている所が害虫の繁殖場所になっていました。


最後によく干した麦わらを畑に気持ちよく敷いて、梅雨前の準備完了です。


とは言え、その後も毎日庭をガサガサとパトロールしていますが、それでも居ますねー。


完全に駆除するのは無理かもです。


今のところ食害はほとんどなくなりましたが、これからの季節は害虫との戦いです。


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