スーパーに行くと、食材達も秋らしくなってきました。
季節の変わり目はとくにワクワクします(笑)。
世の中、「商品」として買うと割高で、「材料」で買ってきて自分で作ると安くなるものってたくさんあります。
「商品」になる過程で人の手がかかっているわけだし、それでご飯を食べている方もいらっしゃるので、当たり前といえば当たり前です。
我が家でお味噌、ビール、燻製、石けん等々、自分で作るようになって久しいですが、手間はさほどではないものの、寝かしたり熟成させる時間が数週間から数ヶ月かかるので、他の人に作ってもらった商品を買うということは、「時間を買うことなのかな」と思ったりします。
私はお金をかけずに時間をかけて、ちょっと贅沢するのが好きです(笑)。
さて、イクラですが、生筋子を丸ごと醤油漬けしたのがおにぎりの具にすると美味しい筋子で、生筋子をほぐして醤油漬けにしたのがイクラの醤油漬けです。
あくまでも私たちの近所のスーパーでの比較ですが、イクラは150gで999円、生筋子は約300gで約1500円でした。
100gあたりで計算すると、調理済みのイクラは666円、調理前の生筋子は499円、生筋子の方が約25%お得になる計算です。
どちらにしてもちょっと贅沢ですが(笑)。
せっかくイクラを食べるなら、ご飯が見えなくなるくらいたっぷりイクラをかけたイクラ丼が食べたい・・・。
生筋子からイクラの醤油漬けを作ることにしました。
イクラをほぐす
イクラをほぐす3つのポイント
- イクラは割と丈夫
この時期の川に遡上した鮭の卵は割と丈夫です。
そんなに簡単に潰れないので怖がらずにほぐしていきます。 - 袋を取りきれなくても毒ではない
イクラは透明の薄皮の袋に包まれていますが、袋ごと醤油漬けにした筋子もあるので毒ではありません。
多少取りきれなくても大丈夫です。 - イクラが白くなっても大丈夫
イクラはお湯や水に触れると表面が白くなりますが、醤油につけると元に戻るので大丈夫です。
それでは、ほぐしていきましょうか。
イクラは塩を入れたお湯でほぐします。
お湯の温度は普段食器を洗うぐらいの温度、お塩は計量スプーン2杯くらいでしょうか。
パックから生筋子を出して裏返します。
裏返してみると分かりやすのですが、ヘアキャップのような薄い袋にイクラが入っているので、袋の裏表をひっくり返すようにして丁寧にイクラを外していきます。
イクラを袋から外してしまえば、8割方終わったようなものです(笑)。
洗っていたお湯を替えて、イクラをお米を研ぐ要領で優しく洗います。
この時イクラ同士がくっついているのを見つけたらほぐして、お湯の表面に浮いてきた袋のカケラを流しながら洗ってあげます。
袋のカケラは洗っているといつまでも出てきて、いつ洗うのをやめてよいか分からなくなりますが、そもそも袋のカケラは食べられるので、自分の判断で洗うのをやめます。
洗い終わったイクラをザルにあけて、10分くらい水を切れば下ごしらえ終了です。
醤油に漬ける
洗ったイクラの水を切っている間につけ汁を作っていきます。
通常、イクラの醤油漬けは醤油、お酒、みりんで漬け込むようですが、我が家ではあまりみりんを使わないので、みりん抜きです。
今回私たちが購入した生筋子は約300gだったので、お酒大さじ1、お醤油大さじ2、お酒はレンチンしてアルコールをとばしておきます。
つけ汁に洗って水を切ったイクラを入れ、程よくかき混ぜてから冷蔵庫に一晩寝かせれば完成です。
味付けに関しては、みりんがあればみりんを入れてもいいし、みりんもお酒もなければお醤油だけでもいいでしょう。
そのためだけに調味料を買い足すのではなく、あるもので作るのが好きです。
日本人は昔からイクラを食べているものだと思っていましたが、「イクラ」という言葉自体ロシアの魚卵を意味する単語で、ロシア人が鮭の卵を塩漬けにして食べていたのを見た日本人が真似をして、イクラの醤油漬けを食べるようになったそうです。
イクラがロシア語とは知りませんでした(笑)。
ご飯が見えなくなるくらいかけて食べます!
一晩おいたイクラを見るの楽しみですよね(笑)。
醤油(塩分)に漬けるとイクラからも水分が出るし、見た目が水っぽくなりすぎて心配になったり、あるいはお醤油の塩分が心配な方もいらっしゃるかもしれません。
そのまま食べても美味しいのですが、もし心配な場合は、ご飯を炊いている間イクラをザルにあけて水分、この場合はつけ汁を切ってしまっても、イクラに十分味がしみているので大丈夫です。
とくにお醤油(塩分)が心配な方は食べやすくなります。
あとは炊きたてのご飯にイクラをかければ食べるだけです。
イクラはご飯が見えなくなるくらいかけましょう!
うん、プチプチして美味しいです。
卵かけご飯をもっと濃厚にした感じですね。
毎日は食べられませんが、たまの贅沢もいいものです(笑)。
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