4月も後半に入り、お昼は窓を開けていても寒くないし、電気代もかからないのでありがたい時期です。


今年は4/20〜5/5頃が二十四節期の「穀雨」と呼ばれる時期で、夏野菜の種蒔きや苗の植え付けが一番盛んになる時期でもあります。


ただ、自然は本当に上手くできているもので、虫が卵を産んで繁殖する繁殖期もちょうどこの時期です。


昨年は自己流というか、


「何も虫が繁殖する時期に植え付けしないで、もっと気温が十分に暖かくなってから植えた方がいいんじゃないだろうか?」


と、あえて穀雨の時期を避けて5月下旬〜6月初めにかけてトマト、ズッキーニ、オクラ、オカワカメ、そして毎年恒例の枝豆等々、夏野菜の植え付けをしましたが、やっぱり自然に逆らってはいけません。


自分としては名案のつもりでしたが、芽が出て苗がしっかりする前に梅雨が来てしまい、ちゃんと実ができる状態で夏を迎える事ができず、トマトは赤くならないし、ズッキーニは一つも実ができず、オカワカメも梅雨に入ってから成長が止まってしまう等々、散々な結果でした。


関連記事「2020|夏野菜の通知表|トウガラシ、枝豆、オカワカメ、オクラ」


今年は自然に逆らわず、虫の繁殖時期でもある穀雨の時期にタネを蒔いてみます。


下準備として昨年末から害虫の嫌がる作物やハーブを植えて、「害虫に強い土作り」を目指してきましたが、果たして効果があるか楽しみです。



関連記事「自然栽培|害虫に強い土作り」







トマトの種とり



我が家では自然栽培をしていることもあり、基本的に固定種のタネを直まき(育苗せずに地面に直接タネを蒔くこと)し、取れた実から自分でタネを採って翌年蒔く「自家採種」をしています。


タネが採れない代わりに発育がよくなるように人間の手で改良されたF1種に比べると、確かに最初の年は発芽率が悪かったり収穫が劣ってしまう部分もありますが、毎年同じ場所で採れたタネを蒔き続けることによって環境に合わせて進化し、年々発芽率や収穫量が上がるのが固定種の魅力です。


昨年9月、数少ない赤くなってくれたトマトから厳選してタネ採りをしました。


オクラや大根は実というかサヤの中にタネができるので簡単ですが、トマトは完熟してもいわゆるトマトのままなので、ちょっと大変です。


まずは赤くなったトマトを皮がチワチワになるまで室内で放置して追熟させ、文字通りグジュグジュの状態になったらタネのあるゼリー状の部分だけスプーンで掻き出します。


水を足しながらゼリー状の部分と浮いてしまったタネを網ですくいとり、水の底に沈んだタネだけ残るようにしながら水で洗い、最後に残ったタネを干せばタネ採り終了です。


今年はなんとか生き残ってくれた、このトマトのタネを蒔いてみます。






夏野菜の種まき①|トマト、バナナなんばん、キュウリ、ズッキーニ



今回は夏野菜第一弾として、

  • フランムトマト(ナス科)
  • バナナなんばん(ナス科)
  • 相模半白胡瓜(ウリ科)
  • ズッキーニ(ウリ科)

の4種類を植えていきます。


本当はもっと早い2月〜3月の時期に育苗してから植えた方が、早く実をつけてくれたり効率がいいのですが、ポットや土の用意、狭い庭内での場所の確保等々いろいろ面倒なので、直まきしています。


今回植えるナス科とウリ科の作物は「嫌光性種子」という、しっかり埋めて光を遮断してあげないと発芽しないタイプの種類なので、1センチから1.5センチくらい土を掘って蒔いていきます。


今年もコンセプトは「自分の食べたいものを育てる!」です(笑)。




フランムトマト



まずは中玉のフランムトマト、昨年我が家で自家採種したトマトです。


トマトはとにかく生育旺盛な作物で、1本でもジャングルのように枝葉を伸ばして巨大化するので、広い場所を取る作物です。


ただ、現在の我が家の畑部分は、絹サヤ、ソラマメ、ライ麦が最盛期で、畑全体が緑で埋まり、とてもトマトを植えるスペースがありません。


色々と考えて、我が家でもっとも日当たりのいい南側の砂利エリアに植えることにしました。


そもそもトマトの原産は赤道に近い南米のアンデス山脈高原地帯という、ほとんど雨が降らず直射日光に晒される過酷な地域なので、我が家の砂利道が一番原産国の環境に近いかもしれません。


とは言え、我が家の砂利道は酸度計で測ると一番中性よりの酸度で、からし菜や小松菜もよく育つので侮れません。


ちょうど軒下ということもあり、ちょっとした雨くらいなら防いでくれそうなので、案外トマトにとって最適な場所かもしれません。


砂利を掻き分けて深さ1センチくらいのスジを引いて、芽が出ても分かりやすいようにすじ蒔きにしました。




バナナなんばん



子供の頃は嫌いでしたが、大人になると味覚が変わるのか、夏なるとピーマン系が食べたくなります。


ちなみに辛いものを「唐辛子」、辛くないものを「シシトウ」と言うそうですが、私が大好きな万願寺とうがらしは、名前はとうがらしですが、辛くはなく、むしろ大きなシシトウと言う感じなので、実際のところはよく分かりません。


本当はそのまま素直に万願寺とうがらしを育ててみたかったのですが、昨年路地販売で見つけた「バナナなんばん」と言うちょっと小ぶりな品種がカラフルで美味しかったので、畑の彩り的にバナナなんばんを選びました。


一応中辛とのことですが、食べてみた感じは万願寺とうがらしと同じ感じです。


トウガラシ系は育苗が難しいらしいので、直植えでちゃんと育てられるかドキドキしますが、なるべく日当たりのいいところに穴を掘り5粒ずつ点まきしました。




相模半白胡瓜



夏の暑い時期、無性にキュウリを丸かじりしたくなります。


キュウリの原産はインド北部のヒマラヤ山麓で、冷涼な気候と水分が大好きとのこと。


それだけでも我が家の過酷な環境では育てるのが難しそうで、今まで避けてきました。


調べてみると夏の暑さに強く、地を這うようにツルを伸ばして育つ「飛び成り」と言うタイプと、寒さに強いけど暑さが苦手な「筋成り」と言うタイプの2種類あるようです。


ところが私、上が緑、下が白っぽいツートンカラーの「相模半白胡瓜」を見つけてしまい、「これなら畑がカラフルになっていいなー」とタネを買ったあと調べてみると、暑さに弱い「筋成り」タイプとのこと・・・。


ただ、普通の夏野菜の収穫が7月〜8月頃なのに対し、筋成りタイプのキュウリは6月くらいに実がつくそうなので、上手くいけば夏の猛暑前に収穫できるかもしれません。


相模半白胡瓜と言う品種自体、珍しい品種らしいので、是非とも頑張って成功させたいです。


オクラは枯れた後も、そのまま立ち枯れた木のように残るのですが、普通は邪魔で抜いてしまうところを、我が家では絹サヤ等、ツルが絡みつく系の作物の支柱になるようにそのまま残してあります。


筋成りのキュウリもツルが伸びて上に育つので、残しておいたオクラの枯れ木にしっかり掴まれるように、オクラの根元に穴を掘り4粒ずつ点蒔きしました。


それでもタネが余ってしまったので、元々ネットが貼ってあるグリーンカーテンエリアにも50センチ感覚で4粒ずつ点蒔きしてみます。




ズッキーニ



ズッキーニ・・・、去年は天敵のウリハムシが大発生したせいか、雄しべができても雌しべが生えず、結局1個も収穫できませんでした・・・。


我が家の「害虫に強い土作り」を目指すきっかけにもなった作物です。


ズッキーニはキュウリに似ていますが、同じウリ科でもキュウリではなくカボチャの仲間で、地面を這うように広く育つので植える間隔も1メートル以上と、非常に大きな場所を取ります。

昨年、我が家の狭い庭ではタネ一袋を蒔き切る事が出来ず、今年蒔くタネは去年の残りです。


タネ袋の裏側を見てみると有効期限が2020年11月と、半年くらい過ぎているので、今年も収穫は期待できないかもしれません・・・。


とは言え、ウリハムシの嫌いなネギ科の作物を畑のそこかしこに植えているので、もし発芽してくれたらちゃんと育ってくれると期待しています。


とりあえずネギの原種、ノビルの根元に穴を掘りタネを3粒点蒔きしました。


これからの成長具合によっては、畑に生えているネギ類をズッキーニのそばに移植しながら様子を見たいと思います。


ふー、とりあえず夏野菜第一弾終了です。


陽気のいい今の時期に、どんどん夏野菜を植えていく予定です。


関連記事「2021|夏野菜の種まき②|オクラ、空芯菜、バジル」







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ABOUTこの記事をかいた人

風々工房(ぷぷこうぼう) 東京出身のププ(嫁)、山形出身の旦那夫婦でインスタ漫画を描いています。 借金のあったププ母の介護、非正規雇用など色々乗り越えて、2018年に秦野市に移住しました。 社会の歯車から離れて、はたして生きていけるのか実験中です(笑)。 もしよろしければ、これまでのストーリーのインスタ漫画もご覧ください。