5月も終わり、梅雨の時期が近づいてきました。


秦野ではいよいよ真竹のタケノコのシーズン到来です。


年が明けてから月替わりでフキノトウ、タラの芽、ワラビ等々、色々と自分で採って楽しめるのは田舎暮らしの醍醐味です(笑)。


なんでもそうなのですが、私たちはタケノコに関しても素人で、パンチさんに教えて頂いた情報では、

  • 太陽が出て暖かくなると乾燥し始めてアクが出るので、日の出前の一番瑞々しい状態が美味しい

  • 水辺、水源に近いところのタケノコの方が美味しい


ということぐらいで、後は「美味しんぼ」で見た、採れたてのタケノコは、アク抜きせずにそのまま生でお刺身として食べられるくらいしか知識がありません。


今まで、そんなに竹が身近にある生活をしてこなかったのですが、竹は鬼のように繁殖力が強く、1日に1mくらい成長するほど成長が早いです。


地下茎で繋がってる等々、こういう話はなんとなく知っていたものの、実際に山を管理されている方から、直接お伺いして山を歩くと実感が湧きます。


他の樹木に比べて圧倒的に成長が早いので、大きく育った樹木は大丈夫でも、それ以外の若木は竹との競争に負けて新しい樹木は育ちません。



私たちが普段歩いている山道の真ん中にも平気で竹が生えてきますし、普通の樹木の山や森がどんどん竹に侵食されている状況です。


私たちの住んでいる隣にも、あまり手入れをされていない竹林があるのですが、枯れた竹が道に倒れてきたり、去年の台風では竹がベランダや庭に飛んできて、雨戸を閉めてなかったら窓ガラスが割れていたかもと、翌朝ヒヤヒヤしました。


そんなわけで土地の所有者の方には、


「タケノコが生えているのに気づいたら採って欲しい」


と仰って頂いています。


散歩をするたびに、いまかいまかと観察してきたのですが、「雨後の筍」と言うのでしょうか、先日雨の降った翌朝にタケノコを見つけました。




山道に生えてきたタケノコを駆除する目的で、足先でポキンと折ったことはありますが、食べる目的で採るのは初めてです。


雨でしばらく散歩出来なかったので、生えたばかりの食用に適したタケノコかも定かではありませんが、持参した園芸用の小さいスコップでガリガリとタケノコを掘ってみました。




食用のタケノコを栽培している竹林では、地面がふかふかして柔らかいかもしれませんが、自然の地面は竹の根っこや色々な根っこが絡まりあって、小さいスコップでは太刀打ちできないほど硬いです。


そんなに深く掘らないうちに竹の地下茎にぶつかったので手で折ってみると、これが硬い上にしなるし、なかなか折れません。


やはり本格的にタケノコを掘ろうと思ったら、クワや大きいスコップが必要かもしれません。




パンチさんオススメの水辺の斜面にもタケノコを見つけたのですが、斜面のタケノコは楽でした。


足のつま先でポキンと綺麗に折れました。


どれも水分が豊富でずっしりと重いです。


私一度、アク抜きをしないタケノコの刺身というのを食べてみたかったんです(笑)。


先端をちょっと切って食べてみると微妙な感じがしたので、刺身ではなく天ぷらにすることにしました。




山菜も油で揚げるとアク抜きが必要ない場合もあるので楽しみです。


生のまま皮を剥いてみると、どこまで皮を剥いて良いか分からなくなるほどスルスルと剥けていきます。


スーパーで買うタケノコは、かぼちゃ並みに固くて切りづらい記憶がありましたが、採れたてのタケノコはサクサク切れます。


「こんなに違うのか」と期待が膨らみました(笑)。


ちょっとビールを入れた薄い衣をつけて揚げていくと景気良く泡が出てくるし、


「うまく水分が抜けてるな・・・、アクがあったとしても一緒に抜けるでしょ」


とグフグフ揚げていると、間も無くトウモロコシのような甘い香りがしてきます。




早速揚げたてをお塩で食べてみると、甘い。


なんて言うか、パイナップルのように甘い。


今まで食べたことがないような甘さで、普段一番美味しくて取り合いになる穂先よりも、むしろ根元の太くてしっかりした部分の方が甘くて美味しいのが意外でした。



しかし、テンションが上がって2人でモリモリ食べていると、徐々に異変が起きてきました・・・。


口の中になんとも言えないエグミを感じるし、胸焼けしてなんだかムカムカして2人とも無口になりました・・・。


やっぱりアク抜きは必要ですね。


アク抜きをせずに刺身で食べると言うのは、よっぽど特殊な環境か、あくまでも珍味として少量を楽しむものなのかもしれません。


少なくとも、そんなにたくさん食べるものではないような気がします。


梅干しを食べて回復を待ち、気を取り直して残りのタケノコのアク抜きをしました。




アク抜きに必要な米ぬかは、先日パンチさんに籾摺りと精米をやらせて頂いた時に頂いた米ぬかが大量にあるので助かります(笑)。


関連記事「籾摺りと精米」


ちょっと心配になったので、40分くらいアク抜きをしました。


アク抜き後のタケノコの皮を剥くと、柔らかくなって表面がテロンとしています。


穂先の柔らかい部分は油揚げとお味噌汁に、根元のしっかりした部分は網焼きにしました。




お味噌汁に入れるお揚げさんをチリチリ焼きながら、焼きタケノコをひっくり返してると、やっぱりトウモロコシのような甘い香りがしてきます。


私は油揚げとタケノコのお味噌汁が好きなのですが、やっぱり美味しいですね(笑)。


穂先もシャックリ柔らかくて美味しいです。


焼きたてのタケノコにはお醤油をチュッとかけて頂きました。


アクを抜かない天ぷらの方が味が濃かったような気もしますが、何より安心して食べられるし、シャキシャキ歯ごたえも美味しいです。


ビールよりも日本酒が欲しくなってしまいますね(笑)。


この日は1日のうちに色々やったのでタケノコに疲れてしまいましたが、まだ生え始めでこれからどんどん採れるでしょう。


アク抜きをしっかりして、タケノコご飯も作ってみようかと思います。






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ABOUTこの記事をかいた人

風々工房(ぷぷこうぼう) 東京出身のププ(嫁)、山形出身の旦那夫婦でインスタ漫画を描いています。 借金のあったププ母の介護、非正規雇用など色々乗り越えて、2018年に秦野市に移住しました。 社会の歯車から離れて、はたして生きていけるのか実験中です(笑)。 もしよろしければ、これまでのストーリーのインスタ漫画もご覧ください。