私はアトピー持ちということもあり、食べ物、とくに毎日口に入れる調味料やお米に関心があります。
旦那が言うには、お米は精米したてが一番美味しいらしいので、家庭用精米機を買って、「玄米を我が家で精米できたらいいなー」とよく話しています。
欲しいものリストの上位にある「パンの焼けるオーブン」がまだ実現してないので、家庭用精米機は順番待ちですが(笑)。
秦野市では街道沿いのいたるところに「コイン精米機」がありますが、なんとなく機会がなく、今までのところ利用するには至っていません。
先日パンチさんから、
「陸稲(おかぼ)でよかったら、精米やってみる?」
「田植えの体験とかよくあるけど、お米を食べれる状態にする体験ってあまりないでしょ?」
「過程を知らないと、農業分かったって言えないからねー」
と、お誘いを頂き、籾摺り(もみすり)と、精米を体験させていただきました。
山形育ちの旦那も初めてだったそうです(笑)。
そもそも陸稲という単語を聞くこと自体初めてだったのですが、水田ではなく畑でつくるお米を陸稲と言うそうです。
パンチさんが仰るには、陸稲は「うるち米」と「もち米」の2種類が一般的で、もち米は美味しいものの、うるち米はパサパサして美味しくないので、昔はどこの農家も陸稲は自分で食べる用に、水田でつくったお米は売る用にと分けてつくっていたそうです。
陸稲はあまり美味しくないこともあり、市場にはあまり流通しないとのことです。
そう言えば我が家の隣の畑でも去年陸稲を作っていました。
パンチさんはもともと板金塗装工で、陸稲作りも農協に捨ててあった壊れたもみすり機と精米機を、「修理したら使えるようになった」というのが縁で始めたそうです(笑)。
体験と言っても、私達が機械のセッティングを出来るわけでもなく、もみすり後のお米や、精米後のお米を入れる袋を、押さえることくらいしか出来ませんでした(笑)。
お米の収穫後の過程を見る機会は初めてで、「精米」というのはなんとなく想像できても、「もみすり」は言葉もきいたことがありませんでした。
お米の収穫の過程は、
- 稲刈り
- 天日干し
- 脱穀
- もみすり
- 精米
とのことです。
今の稲刈り機(コンバイン)は、稲刈りと脱穀(稲からもみ、お米の実を外す作業)を同時にするので、天日干しのかわりに機械で乾燥させてるそうです。
でも、やっぱり昔ながらの天日干しのお米の方が美味しいので、パンチさんのお米は天日干しをしているそうです。
今回私達が体験させていただいたのは、パンチさんが手間暇かけて天日干した後、脱穀したもみの状態からのスタートでした。
もみからもみ殻を外して「玄米」にする作業を「もみすり」と言います。もみすり直後のお米はホカホカして暖かいです。
機械は網の部分で小さいお米をふるい落として、もみすりをやっているようです。この辺の細かいところは、パンチさんもよく分からないとのことでした。
この日は天気は良かったものの、私たちはランニングの途中にお邪魔したので薄着で寒かったです。まだ2月でしたしね。
うるち米、もち米、合わせて20キロのもみすりと精米に約7時間くらいかかりました。
農家の方々の大変さを一端でも感じることができて、非常にいい体験でした。
帰ってから早速炊いてみました。
「陸稲は美味しくないよ」とのことでしたが、精米したてということもあり、普通に美味しかったです。
確かに粘り気が少なく、あっさりしてる感じはしましたが、逆におかずを邪魔しないというか、美味しくいただきました。
おみやげに精米で出た米ぬかを大量に頂きました!
米ぬかには油分があってお肌がしっとりするので、アトピーの私はお風呂に使うように米ぬかをいつも買っています。
本当にありがとうございます!
頂いた米糠 お茶パックにいれて これでお風呂に入れます!
パンチさん、本当にありがとうございました!
米ぬかをお風呂に入れると違いますか!?
私と子供達がアトピー持ちで、乾燥肌だからこの時期辛くて・・・
米ぬかなら近所で貰えるから、肌にいいならやってみたーーーい!!
米ぬか効きますよ。
お肌がしっとりしていい感じです。
そのまま入れると掃除が大変なので、お茶パックに入れるのがコツです(笑)。