自家製どくだみ茶

私は子供の頃からアトピーに悩まされてきました。


大人になってアトピーを治したいと、自分なりに色々な本を読んで勉強しましたが、アトピーの原因となり得る思い当たるフシはたくさんありました。


私の家は母子家庭だったこともあり、冷凍の揚げ物がよく食卓にのぼってましたし、母は「ほんだしをたくさん入れれば、お味噌やお醤油を減らせるから塩分控えめよ!」という人だったので、化学調味料も普通に大量摂取していました。


冷蔵庫の中には賞味期限の切れたドレッシングのボトルが、ぎっしり入ってましたね(笑)。


アトピーというのは不思議なもので、私は子供の頃、確かにレトルト食品や化学調味料を使ったご飯を食べていましたが、飛び抜けて不健康な環境というわけでもなく、同じような食生活で育っても私のようにアトピーになる人もいれば、アトピーにならない人もいます。


花粉症もそうですが、神様って不公平ですよね(笑)。



「出物腫れ物所構わず」と言いますが、私のアトピーの場合も首の生え際、肘の裏、膝の裏、股の付け根等、皮膚の柔らかいところを狙ってよく出ました。


子供の頃はよく内科に連れて行ってもらいましたが、とくにアドバイスをいただくこともなく、ステロイド軟膏をもらって帰っていました。


ステロイド軟膏は私にとって即効性のある魔法の薬でした。


塗れば塗った箇所はすぐ治るので嬉しくてよく塗っていたのですが、痒い場所が移動するかのように別の場所にアトピーが出て痒くなります。


まるでモグラ叩きのようにこっちが治ってはあっち、あっちが治ればこっちが痒くなるという10代、20代でした。


社会に出てから健康オタクになり、色々な健康本を読んで、


「あー、化学調味料って体に悪いんだー」


「コンビニ食や外食ばっかりだと健康に悪いんだー」


とは思いましたが、本を読んだだけで満足してしまったのか、当時飲食業で夜遅くまでシフトで働いていたので余裕がなかったのか、基本的に当時の私の食事はコンビニで買ったなんとなく健康そうに見えるサラダやお弁当でした。


生活も不規則だったし、今思うと栄養も偏っていたのでアトピーも全然治りませんでした。


ただ健康にだけは関心があったので、色々アトピーに効果がありそうなものを調べる中で見つけたのがどくだみ茶でした。


その頃の私は、ステロイドは一時的に効果があっても副作用も強いし、根本的な解決にならないなと思いながらも、自分の生活習慣を変えるというところまでは思いが至らず、でも体に良いものは試してみたいという矛盾していた時期でした(笑)。




関連記事「我が家のお味噌汁」


調べてみるとどくだみには生薬名があり、効能がたくさんあることから生薬名で「十薬」と呼ばれていて、

  • 排毒(デトックス効果)
  • 便秘の解消
  • 利尿作用
  • アトピー
  • 胃潰瘍
  • 蓄膿症
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 糖尿病
  • 神経痛

等々の効能があるとのこと。


当時色々矛盾していた私でも、できるだけ薬に頼らず自然に体の中から治したいと思っていたので、すぐに購入しました(笑)。


どくだみは雑草としてどこにでも生えているし匂いも強く、旦那に言わせると「The 雑草の匂い」、「典型的な空き地の匂い」らしいですが(笑)、乾燥しているどくだみは匂いもなく、煎じて飲んでも麦茶と同じ感覚で飲めるほど飲みやすいです。



効能については正直よく分かりません・・・。


旦那と出会って旬のものを食べるようになったり、化学調味料を使わずに自分達でお味噌を作ったり、外食もコンビニ食もやめて家でご飯を食べるようになったり、秦野の水が良かったり・・・、生活習慣や環境が色々改善されて、今はほとんどアトピーが出なくなりましたが、どくだみ茶がその中でどのくらい効能を発揮してくれたのは分かりません。


今は、アトピーが完治する魔法の薬もないし、「これを飲めば治る!」という魔法の飲み物もないし、日々口に入れるものに気をつけるのが大事なのかなと思います。


と言うわけで、単独の効果は実感できませんでしたが、どくだみ茶は今でも我が家の「体にいいものリスト」に入っていて、手に入った時は日常的に飲むようにしています。


どくだみはこの時期どこにでも生えてますが、「どくだみ茶」という製品になると、割と高いんですよねー。


どくだみを干して乾煎りするだけなので、自分で作ってみたいと思っていたのですが、東京に住んでいた頃は母の介護や、私も夜勤で働いていたりして、気持ちの余裕がなくて出来ませんでした・・・。




いつか田舎に引っ越しできたら、自分で作ってみたいなーと憧れていました(笑)。


関連記事「義母の思い出・・・」


今この記事を書いているのは、ちょうど梅雨の直前の時期なのですが、山道に出るまでもなく、道を歩いているとどくだみの可愛らしい花が目につくようになりました。




ビニール袋をポケットに入れて散歩に行きます。


日当たりの良い土手にもたくさん生えていますが、どちらかと言うと小ぶりで、日焼けしたのか葉っぱの色もよくありません。


日当たりの悪い水辺に行くと、葉っぱも大きく立派などくだみがたくさん生えています。


日当たりが悪い方がよく育つなんて、面白い植物ですよね(笑)。


たくさんあるので、なるべく綺麗で立派な葉っぱを摘んでいきます。


茎や花もお茶になるのですが、一本丸ごとずつだとかさばるので、私たちは葉っぱだけにしました。




水気の多い土壌だったので蚊というか、もうちょっといかつい感じのヤブ蚊もブンブン飛んでいます。


どくだみは生えているだけでも独特の匂いがしますが、葉を摘んでいると、その切り口から、より強いどくだみの匂いが出てきて、防虫効果もあるのか不思議と私には蚊が寄ってこなくなりました。


「どくだみには防虫効果もあるのかなー?」


と、旦那に聞いてみると、旦那には効果がないのか随分と蚊に刺されているようです(笑)。


噂には聞いていましたが、やっぱりO型は蚊に刺されやすいのでしょうか(笑)。


暑くなっても野山に行くときに短パンは危ないかもしれません。


ほどなくして、ビニール袋いっぱいのどくだみの葉が採れました。




家に着いたらたっぷりの水で丁寧に洗います。


採っている時にどんなに気をつけていても虫が付いていたりするので、1枚1枚葉っぱの裏表を確認しながら洗います。


今回はちっちゃい芋虫が一匹付いていました(笑)。


洗い終わったら、しっかり水気を切って外に干します。


この段階ではどくだみの匂いが強いです。


三日くらい干して水分が抜けてくると、もうどくだみの匂いが弱まるか、ほとんどしなくなります。




1週間くらい干して、カラカラに水分の抜けた葉っぱを乾煎りします。


こういう時は鉄のフライパンがあると助かります。


旦那のこだわりなのか、葉っぱの形を出来るだけ残したいとのことで、フライパンを返せる旦那が乾煎り担当です。


火加減は強火で炒るとカラカラの葉っぱが燃えてしまうので、中火の弱火くらいで火加減を調整して短時間炒ります。


炒り始めて、全体にほうじ茶のような香ばしい香りがしてきたら完成です!




完成したどくだみ茶は、乾燥前に比べると随分と縮んでしまい、小さいボトルひとつ分くらいになってしまいました。


また採りに行かなきゃいけませんね(笑)。


レンチンしてから干すと、もっと早く乾燥するそうなので、次回は是非試してみたいと思います。


どくだみ茶は10分〜15分くらい煮出した方が効果のある成分が抽出されるので、煮出していきます。



以前漢方薬局でお伺いしたのですが、薬草を煮出す場合は鉄製の鍋ではなく、土鍋やガラス、ホウロウ鍋が良いそうです。


なんでも、野草に含まれているタンニンが鉄と結びついてタンニン鉄になってしまうからだそうです。


それまで私は知らなかったので、「鉄分も取れるし一石二鳥!」と鉄瓶で煮出していたので目から鱗でした。


そんなわけで我が家ではホウロウ鍋で煮出しています。


いい色が出てきたら、茶こしで注いで完成です!


出来立ては香りが強くて美味しいですね。


香りと言っても、乾燥前のどくだみの匂いではなく、なんていうんでしょう・・・、ちょっと草の香りが強いほうじ茶のような香りというんでしょうか、もしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれませんが、いかにも効きそうな感じがして私は好きです(笑)。


夏場は氷を浮かべて冷たくしても美味しいです。


ちょうどどくだみの白い花が咲く6月〜8月くらいがシーズンなので、コツコツとどくだみ茶を作りたいと思います。


でも、いつも一年持たないんですよねー(笑)。