ハーブティー、美味しいですよねー。
香りがいいだけではなく、カフェインフリーでリラックス効果やデトックス効果があるとも言われていて、飲むとホッとするので私もよく飲んでいました。
ハーブは相性のいい作物と一緒に植えると虫除けになったり、成長を促進してくれたり、スパイスやお茶にもなるし、自分の庭を持てた最初の時はそれはもう嬉しくて、バジル、ペパーミント、ローズマリー、レモンタイム等々、あまり考えずに育ててみたいハーブを色々植えました。
ローマンカモミールもその中の一つで、多年草なので放っておけば毎年育ってくれるし、花、茎、葉の全部が使える全草タイプのハーブなので、無駄がなくていいなと思って植えてみました。
梅雨明けくらいにこんもり大きくなったので、収穫してカモミールティーにしてみました。
「自分の家で採れたカモミールティー!」
と、ワクワクして飲んでみたのですが、青臭くてクセが強く、今まで飲んでいたカモミールティーと全然違うというか、美味しくありません。
その後色々調べてみると、カモミールティーになるのは主にジャーマンカモミールと言う一年草のタイプとのこと。
ローマンカモミールは多年草で、他にも多年草のハーブには地下茎で増えるものや、茎が木質化するものなどは野菜の生育を阻害してしまうので、コンパニオンプランツには向かないとのことでした・・・。
私が植えたハーブはバジル以外全て多年草だったので、残すものは残すとしても、根本的に計画を見直さなければいけませんでした。
ジャーマンカモミールを植えてみる(4月初旬)
我が家ではラベンダー、コモンタイム、レモンバーム、セージ等々、タネから挑戦したハーブは色々あるのですが、芽が出ないと言うか一度もうまくいったことがないので、ちょっと悔しいですが今年は素直に苗から育ててみたいと思います。
ローマンカモミールは地面の上でクシャクシャっと育ちますが、ジャーマンカモミールはシュッと上に伸びます。
コンパニオンプランツの側面から見てみると、「植物のお医者さん」とも言われ、カマキリやてんとう虫の益虫の住処になってくれたり、アブラナ科や玉ねぎの成長を助けてくれる効果が期待できるそうです。
一度植えると零れ種で毎年咲いてくれるそうですが、何しろ我が家はハーブ系をタネから育ててうまくいったことがないので、ちょっと心配です。
先月(4月)、ホームセンターに苗を買いに行くと、ちょど時期なのかジャーマンカモミールの苗がたくさん並んでいました。
もう満開のように咲いている苗と、まだ蕾の苗がありましたが、これから咲いてくれる方が長持ちして将来性があるような気がして、なるべくまだ咲いていない蕾の多い苗を選びました。
乾燥、日当たり、風通しを好むそうなので、我が家の庭にはぴったりです(笑)。
なるべく日当たりのいい真ん中に植えてみました。
収穫とカモミールティー(5月中旬)
その後すっかり暖かくなって、ジャーマンカモミールもしっかり根付いてくれたようで次から次へと蕾が出ては花が咲いてくれます。
今年は一株しか苗を買っていないので、来年のことを考えると種取り用に残しておいたほうがいいのか、そもそもカモミールのタネがどのように出来るのかもわからないので、1ヶ月くらい放置していました。
花弁は散るものの、真ん中の黄色い丸いのが残って、いつタネがが出来るんだろうと黄色いところを触ってみるとホロホロと崩れていきます。
あー、この花びらの真ん中の黄色い部分がそのままタネなんですね。
最近は毎日絹さやを収穫していたので、花が散った後になにやら実の様なものが出来るのかなと想像していましたが、どうやら野菜を見慣れすぎて勘違いしていました(笑)。
これだけタネがあれば少し収穫しても大丈夫そうです。
花びらが散って黄色い部分だけのところや、花びらごと丁度1リットルのお茶に必要なくらい収穫してみました。
プツンプツンと収穫するたびにリンゴの様ないい香りが周りに広がります。
この段階でもう幸せですねー(笑)。
軽く水に浮かせて洗い、沸かしたお湯に入れて蓋をし、5分間くらい蒸らせばカモミールティーの完成です!
いい色が出てますねー。
香りもすごいです。
早速庭に出てチョコと一緒に頂きました。
乾燥させていないフレッシュカモミールティーなので、香りが弱くなってしまうかなと思っていましたが、そんなことはなく、むしろ普通のカモミールティーよりも香りが濃厚です。
チョコをかじった後に飲んでみても、チョコの香りに負けずに鼻からフワーンとリンゴの香りが抜けていきます。
体もほんのり温まって、芝生にゴロンと寝転んでみると青空が綺麗で風も気持ちいです。
ホワーンと空を見上げていると、うっかりそのまま寝てしまいました・・・。
顔がヒリヒリして目を覚まし、家に入ると旦那に「正露丸?」と言われるくらい日焼けしていました。
5月の紫外線は侮れませんね・・・。
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