我が家の家庭菜園は、野菜達の発育が遅いです。
肥料もお水も与えない、自然栽培を目指してるからというのもありますが、種そのものにも原因があるかもしれません。
種には発育が良く病気にも強い人工的に作られた「F1種」と、昔ながらの「固定種」の2種類があります。
それぞれ長所と短所があるのですが、F1種は大量生産に向いていて味にクセがないかわりに、野菜本来の味が薄く、自分で種を採って翌年植えることが出来ない1世代交配。
固定種は昔ながらの野菜なので、発育にばらつきがあったり味にクセがあったりしますが、野菜本来の味がするし、自分で種を採取して翌年また植えることが出来ます。
去年は野菜を育てるのが初めてだったということもあり、F1種の苗から育てたのですが、今年からは本格的に自然栽培に挑戦したかったこともあり、すべて固定種の種から育てています。
これがなかなか難しく、せっかくオクラの種を20個植えたのに、発芽したのはたったの2株でした。
雑草を刈る程度でほとんど手をかけてないので、当然と言えば当然かもしれませんが・・・。
この雑草も面白いもので、真夏には雑草が生えている場所の野菜の方が、雑草を刈った場所の野菜よりも育ちが良かったりします。
もしかしたら雑草には、土壌の保水の力があるかもしれません。
オクラには朝、黄色いかわいい花が咲きます。
でも夕方にはしぼんで落ちてしまいます。
驚きの儚さです。
そんな短時間の間に、いつ交配して実をつけるんだろうと思っていたら、オクラの花の中には雄しべと雌しべが共存していて、自家受粉で実をつけるそうです。
自分で育ててみるまで知りませんでした(笑)。
我が家の環境で採れたオクラの種を来年植えれば、もっと我が家の環境に慣れているので、今年よりもいっぱい収穫できるかもしれません。
今朝は雨でした。
朝、庭のチェックに行くと、ようやくオクラが大きくなっていました。
嬉しくなって計ってみると10cmくらいと食べ頃そうです。
※オクラは8cm〜14cmくらいが食べ頃と言われています。
食べ頃のオクラは結局2本しかなかったので、収穫というほどではないですが、早速採ってみました。
今年初めてというか、人生初のオクラの収穫です(笑)。
生でも食べられる「楊貴妃」という品種を育てました。
「本当に生で食べられるのかな・・・」と、お塩をつけてかじってみました。
食感は、キュウリやセロリをかじったような「シャキッ」という感じではなく、普通に生のオクラの食感というか、他に例えようがありません。
採れたてだからなのかもしれませんが、青臭さもクセもなく、タネもプチプチして美味しいです。
ちゃんと後からネバネバ感も出てきて、「あー、オクラだ!」という感じでした。
これならトマトやキュウリと一緒に和えて、夏野菜のサラダにしても美味しそうです。
今年生き残ったオクラは2株しかありませんが、小さいオクラがいっぱいできてきているので、これからたくさん採れそうで楽しみです。
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