5〜6月の梅のシーズンが来ると、スーパーに梅が並び出すのでソワソワしてきます。


私は梅酒が大好きで、毎年8リットル瓶に2本、はちみつ梅酒と黒糖梅酒を作っていました。


本当は1年以上熟成させた方が美味しいらしいのですが、美味しくて毎日ちょびちょび飲んでしまい、残りあと少しになると、減った分にリカーを継ぎ足したりして、最後の方はなんのお酒だったか分からなくなってしまうほどになり、結局1年持ったことがありません。




梅酒は体に良いとはいえ飲み過ぎは良くないし、庭仕事をするようになったので、夏場の暑い時期に爽やかなドリンクで手軽に水分補給もしたかったので、今年は梅シロップを作ってみることにしました。


疲れると体に溜まる乳酸を分解してくれるクエン酸が豊富に含まれている梅は、夏バテ予防にも効果がありそうです。


昨年までは隣の雑木林の梅を頂いていましたが、今年2月に撤去されて更地になってしまったので、今年は直売所の無農薬の梅を3キロ購入しました。


私たちが住んでいる秦野市近辺は、気候が比較的温暖なこともあり、梅を作ってる方も多いので、今の時期は路地販売で梅がよく売っています。


直売所で購入した無農薬の梅3キロ

直売所で購入した無農薬の梅3キロ



家に帰ってワクワクしながら箱を開けると、部屋に「フワ〜ン」と梅の甘くて爽やかな香りが広がります。


熟した黄色い梅もフルーティーで美味しいのですが、今回はより爽やかな青梅で梅シロップを作ってみました。


作り方は梅に同量の砂糖を入れて、梅自体から染み出してきた水分で砂糖が溶けきれば完成です。


梅酒は仕込んでから熟成に最低3ヶ月かかりますが、梅シロップは砂糖が溶けてしまえば完成なので、私たちの場合は10日ほどで飲めるようになりました。






梅の下ごしらえ



材料は、今回3種類作ってみたかったので、

  • 青梅3キロ
  • グラニュー糖2キロ
  • てんさい糖650グラム
  • 黒糖300グラム

です。


梅3キロに対して砂糖が50グラム足りませんが、あまり気にしません(笑)。




まず、サッと洗った梅の実のヘタを取っていきます。


竹串をヘタの部分にプスッと刺して、ヘタに引っ掛けるようにするとスポッと取れます。


爪楊枝だと先っぽが柔らかいので、竹串の方がしっかりしていて取りやすいです。


ヘタを取り終わったら、水に浸けて一晩アク抜きします。


昨年、神社のお祭りで1キロ300円で購入した竹炭を入れてアク抜きしてみましたが、竹炭がなくても大丈夫です。


翌日、十分水気を切った梅の実を冷凍庫に入れて一晩凍らせます。


熟成に3ヶ月かかる梅酒の場合、お酒を入れる分砂糖の量が半分になりますが、梅シロップの場合、お酒が入らない分砂糖を増やし保存力を高める必要があり、コツとしては、いかに早く梅と砂糖をなじませて梅から水分(梅エキス)を染み出させ、梅の実を自分から出た水分に浸かる状態にするかです。


裸のまま空気に触れた状態の梅は傷んでしまうので、なるべく早く梅から水分が出て浸かった状態にするために、一度凍らせて細胞を壊し、生の状態よりも砂糖の浸透圧で梅エキス(水分)を出やすくした方が砂糖も溶けやすいし、梅も傷みにくいです。






梅シロップの仕込み



私たちはグラニュー糖、てんさい糖、黒糖の3種類を用意しましたが、砂糖は梅と同量であればどんな種類でも大丈夫です。


例えば梅500グラムなら砂糖500グラムといった具合です。


雑菌が入るのを防ぐため、あらかじめ容器は煮沸消毒か除菌用アルコールで除菌しておきます。


容器に入れる時は、なるべく梅の実と砂糖が触れている方が浸透圧で梅から水分(梅エキス)が出やすいので、梅→砂糖→梅→砂糖と、交互に重ね合わせるように入れていき、梅が空気に触れないように、一番最後は蓋をするように砂糖を被せます。




冷凍した梅の実をそのまま使う場合は、容器の外側に結露が付いてしまうので、下に雑巾やタオルなどを敷いておいた方が安心です。


梅酒もそうですが、浸け始めの最初の方はガスが発生するので、1日1回蓋を開けてガス抜きしてあげます。


砂糖と梅を入れたばかりの容器は、ほとんど砂糖ばっかりに見えて、本当にこの砂糖が溶けるくらい水分が染み出してくるのかしらと不安になりますが、一晩置いただけでも結構水分が上がってきます。


4〜5日くらい経つと梅の実が浮いてくるくらい水分が上がってきて、底の方に砂糖が溜まっている状態になります。


ここからの状態が長くなかなか溶けてくれないので、一日一回は必ずかき混ぜるようにして、容器によって漏れてしまうこともあるのであまりおすすめ出来ませんが、容器をひっくり返したりもしてみました。


精製してある一番純度の高いグラニュー糖が溶けやすいのかなと思っていましたが、一番溶けるのが遅く、逆に未精製で不純物(ミネラル等糖分以外の物質)の多い黒糖、てんさい糖の方が溶けきるのが早くてびっくりしました。






砂糖が溶け切ったら完成です!

左から、黒糖、てんさい糖、グラニュー糖、それぞれ個性があります

左から、黒糖、てんさい糖、グラニュー糖、それぞれ個性があります



毎日楽しみにしてかき混ぜていましたが、黒糖、てんさい糖が1週間、グラニュー糖が10日くらいで溶けきりました。


今回は初めての梅シロップなので、ちょっと贅沢に炭酸水で割ってそれぞれ飲み比べてみました。


割ってみた感じ、黒糖もてんさい糖もそれぞれ綺麗な色を出していますが、グラニュー糖はほとんど透明で、飲んでみると爽やかで梅らしさが存分に出ています。


逆にてんさい糖と黒糖は、もともとそれぞれ個性のある砂糖なので、その個性が前に出てしまって梅感が後ろに引っ込んで弱い感じがします。


私は黒糖梅酒のとろんとした濃厚な感じが大好きなのですが、シロップの場合は黒糖のとろみが梅の爽やかさに勝ってしまってますね。




もう一度グラニュー糖に戻ってみると・・・、うん、やっぱりこれが一番梅感があって爽やかでさっぱりしています。


夏の暑い時期、庭仕事をして喉が乾き切った時にがぶ飲みするとしたら、私はグラニュー糖で作った梅シロップを選ぶと思います。


梅酒の場合は梅の実を入れた状態で常温で何年も保存がききますが、梅シロップはアルコールを使ってない分デリケートなのか、常温では傷んでしまうし、砂糖が溶け切ってから、2週間から長くても1ヶ月以内に梅の実を取り出さないと傷んでしまうので、早めに梅の実を取り出して冷蔵庫で保存します。


取り出した梅で梅ジャムを作るのも楽しみです。






追記|梅ジャム作り



梅酒の後の梅ジャムは、梅の実ヒタヒタに水を張り、砂糖を加えて煮詰めますが、梅シロップの場合はある意味梅の実の砂糖漬けなので、砂糖も水も加えずに、蓋をして弱火で炊いてみました。


30分後、蓋を開けみると梅の爽やかな香りと若干香ばしい香り・・・。


砂糖は焦げやすいので、少し水を足して炊いた方が良かったかもしれません。


木べらで練ってみると、すっかり実が柔らかくなってペースト状になっています。


ペロッと舐めてみると、水分を使ってない分、濃厚な「梅!」という感じで、甘過ぎることもなく、大人の梅ジャムという感じです。


最後にタネを取り出し、取り出したタネに水を足して煮込んで、別に梅ドリンクとして美味しく頂きました。






追記|8月12日

梅雨が明けてから毎日猛暑が続いています。


いやー、暑い、暑いですねー。


人間が健康的に活動できる気温を、完全に超えている気がしてなりません。


我が家の隣の雑木林、今年2月に更地になりましたが、8月に入ってから宅地の工事が始まりました。


働いている方々は高齢者の方が多いのですが、先日熱中症で一人倒れてしまい、我が家の壁際の木陰になっている場所でグッタリ寝てらっしゃいました。


顔色も真っ白で、とても生きた人間の顔色に見えません。


我が家としても何かしてあげたくて、塩分を取るための梅干し、冷たい梅サワー、首の周りに巻いてもらうようにハッカオイルを含ませた濡れタオルを提供しました。


実は私、高校の頃ボーイスカウトで一緒だった友人を熱中症(当時は熱射病と呼ばれていました)で亡くしています・・・。


あまりに具合が悪そうだったので、監督さんに救急車を呼ぼうか提案しましたが、救急車を呼ぶと労災が絡んでくるので、もうちょっと様子をみたいとのこと。


結局そのままその日の現場を早く切り上げて帰って行きました。


翌日、無事だったのかお伺いすると、とりあえず無事で、2〜3日休めば大丈夫そうだとのこと。


ひとまずは安心しました。


私たちも水分を取りながら庭仕事をしていますが、これだけ暑いと、いくら濡れタオルを首に巻いたり帽子を被っていても具合が悪くなる時があります。


いくら水分を取っても、喉の渇きが癒されないというか、水を飲んでも水を飲んだ気にならず、際限なく水を飲みたくなってしまう時があります。


そんな時、梅シロップで作ったキュッと冷えた梅ソーダを飲むと、体の火照りが抜けていくというか、ようやく水分が体の中に入っていく感じがします。


水で割るよりも、ソーダ(炭酸水)で割った方がスッキリして美味しいです。


実感として、夏に梅ドリンクは効きますね。


来年はもっと大量に作ろうと思います。







2 件のコメント

  • いつも楽しく遊んできました拝見してます😊
    私も梅酒好きでマイトシ漬けますが
    私は日本酒で漬けてます、日本酒はリカーより度数が低いのでカビやすくて注意が必要ですが
    日本酒で漬けた梅酒は素晴らしく美味です
    一気に全部飲めるほどまろやかなのでププさんには
    反って危険かも😅

    それとね、梅酒の梅ですが
    竹ぐしかフォークでグサグサ穴開けて漬けてみてください(次回は)
    こうすると梅の実がしっかりお酒を吸い込むのか
    ふんわり柔らかな甘露煮の梅のようになります
    これがまためっちゃ美味❗
    ジャムにしなくてもそのまま食べれますし
    そのままジャムがわりになりますよ
    来年、ぜひお試しください

    • お、梅酒仲間ですね(笑)。

      今年は梅シロップをお酒で割ったりお水で割ったりしようと思っています。

      フォークで穴を開けたことはありませんでした!

      今度ぜひ試してみますね!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    風々工房(ぷぷこうぼう) 東京出身のププ(嫁)、山形出身の旦那夫婦でインスタ漫画を描いています。 借金のあったププ母の介護、非正規雇用など色々乗り越えて、2018年に秦野市に移住しました。 社会の歯車から離れて、はたして生きていけるのか実験中です(笑)。 もしよろしければ、これまでのストーリーのインスタ漫画もご覧ください。