SNSに漫画やイラストを投稿している方がブログを運営されている場合、SNSに投稿済みの作品を自分のブログでも使うことがあると思います。
当然と言えば当然ですよね(笑)。
自分の作品だし、自分の運営しているブログを他と差別化したり、より面白くするためには、自分で描いたイラストや漫画を使うのは当たり前のことだと思います。
私たちは「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について」で何度も不承認になり、
「SNSに先に投稿した漫画をブログで使用すると、例え自分の作品でもグーグル側では『著作権』が認められず、コピーコンテンツ扱いになって受からない」
と言う情報に振り回されて苦労しました。
グーグルからは、著作権に限らず明確な審査基準は公開されていないし、審査に落ちた際も具体的な理由は教えてくれません。
グーグルの公式ヘルプフォーラムでも質問してみましたが、もっと混乱するだけでした・・・。
結論から言うと、SNSに投稿済みの漫画をブログに埋め込んだままで承認されたのですが、もし、同じ原因でつまづいてる方がいらっしゃれば、少しでも参考になれば嬉しいです。
私たちのブログは、インスタに投稿している4コマ漫画を記事内に埋め込んでいるのが特徴で、インスタの漫画を読んでくれた方をブログに、ブログを読んでくれた方をインスタへと、相互に違和感なく行き来して頂けるようなメディアを目標にしています。
ブログの収益化を考えていた時に、商品が購入されなくても、クリックされるだけで報酬が発生するアドセンスなら、読者の方に負担もかけないし、私たちのブログにも向いているだろうと、10記事を超えたくらいでアドセンスの申請をしてみました。
最初はフレンドリーですよね(笑)。
いかにも「誰でもすぐ始められます」的な感じで、割と気軽な感じで申し込みました。
ちゃんとしたことをブログに書いているつもりだし、普通に受かるだろうと思っていたのですが、あえなく不承認・・・。
不承認の理由は独特の言葉で届きました・・・。
なにか英語を直訳したような文言でよく分かりませんが、私には「あなたのブログは他の人のコピーをしているので価値がないです」と言われているようにしか受け止められませんでした。
これは失礼ですよね(笑)。
私たちはともかく、せっかくこれまで読んでくれた読者の方に失礼だし、アドセンス合格というよりも、自分たちのブログがちゃんとしたブログだと証明したいと、一気に気持ちが切り替わりました。
その後、記事を増やして申請してみると、今度は「複数のポリシー違反」で不承認・・・。
なにが違反しているか分からないので、アドセンスのコンテンツポリシーを読んでみると、以下の内容が禁止されているとのことです。
アダルト コンテンツ
AdSense コンテンツ ポリシーの詳細
家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
危険または中傷的なコンテンツ
危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
アルコールに関連するコンテンツ
タバコに関連するコンテンツ
ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
ヘルスケアに関連するコンテンツ
ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
報酬プログラムを提供するページ
不適切な表示に関連するコンテンツ
衝撃的なコンテンツ
武器および兵器に関連するコンテンツ
不正行為を助長するコンテンツ
違法なコンテンツ
いやいや、そんな変な記事なんて書いてないし、唯一思い当たるのが、アルコールのことを書いている「手作りビールと酒税法」くらいかな・・・。
もしかしたら「外国人就労拡大に思うこと」が、中傷的なコンテンツに当たるのかな・・・。
もうだんだん自信がなくなっていきました・・・。
とりあえず2つの記事を引っ込めて申請しても不承認・・・。
その後、自分なりに修正して何度も申請したのですが、その都度「価値の低いコンテンツ」で落とされてしまい、もはや自分がグーグルのために書いているのか、ブログのために書いているのか分からなくなっていきました・・・。
Adsenseヘルプフォーラムという、公式のフォーラムを発見し、藁にもすがる思いで、
「そもそも私のサイトはアドセンスには向いてないのでしょうか?」
と質問してみました。
頂いた答えがなかなか俊逸で、
- SNSに投稿した漫画をブログに使うと著作権違反になる可能性がある
- グーグルに著作権を主張するため、インスタではなくブログにまず投稿すること
- プライバシーポリシーに自分の作品であると明記すること
- 後ろめたいところがないのに削除するとグーグルは賢いのでバレてしまい、マイナスの評価になる
大まかにまとめると、以上のような回答でした。
インスタに投稿済みの漫画を、自分のブログで使うと著作権違反になる・・・。
自分で書いている漫画なのに、なんじゃそりゃというか、私たちから漫画をとったらただの地味な夫婦です(笑)。
グーグルから明確な回答があるわけではないので、頂いた答えもすべて推測でした。
漫画を削除しても、後ろめたいところがあると見られてマイナス評価になるかもしれない・・・。
せっかくプライバシーポリシーを作って「自分の作品」と明記するのなら、漫画を削除すること自体、矛盾するのではないか・・・。
もうなにが正しいか分からず、余計ややこしくなってしまいました。
色々悩んで出した私の結論は、アドセンスの審査は人間ではなく機械が行なっていて、なぜ不合格で、どうしたら審査に通るのかは、グーグルの社員でも分からないのではないかと言うことでした。
だから答えも全部推測なのでしょう。
ちなみにヘルプフォーラムで答えてくれる人達は、グーグルの社員さんではなく、「その道のエキスパート」と呼ばれる一般の方々のようです。
一応リンク貼っておきますね。
そうなってくると、だんだんどうでもよくなってきて、とりあえず最後に一旦インスタ漫画の埋め込みを全て外した状態で申請してみて、それでも駄目なら諦めようと思いました。
そして、それでも不合格でした(笑)。
「今のグーグルの審査基準では受からない」と自分の中で整理がついたので、逆にスッキリ晴れやかな気持ちになりました。
早速ブログを元に戻し、書くことに専念して今に至ります。
そんなある日嫁が、「アドセンス諦めちゃったの?」と聞くので、申請自体は無料だし、なんとなく、ブログをありのままの状態で「ポチッ」と申請ボタンを押してみました。
そしたらなんと、あっさり合格しました(笑)。
もちろんインスタ漫画も埋め込んだままです。
「価値の低いコンテンツ」、「複数のポリシー違反」、「自分の漫画なのに著作権違反」と言われ不合格にされ続けましたが、合格してみると、なぜあの時不合格で、なぜ今回合格したのか、自分でも説明ができません(笑)。
あれほど大騒ぎしましたが、今考えると単純に記事数が少なかっただけなのかもしれませんね・・・。
2019年4月5日、追記です。
3月13日にアドセンス承認のメールが届き、3月19日にGoogleから、
「2019年3月19日にPINを郵送でお送りしました。通常2〜4週間でお手元に届きます。届いたPINを入力し、住所の確認手続を行ってください。」
と言うメッセージが、私たちのアドセンスアカウント宛に届きました。
私たち日本人のイメージからすると、国内の郵便物なら翌日、遅くとも翌々日に届くイメージですが、「通常2〜4週間でお手元に届きます」と、ずいぶんアバウトです。
調べてみると、アドセンスは合格した後も大変で、この住所確認の郵送物は、日本のGoogleから送られてくるのではなく、マレーシアからエアーメールで送られてくるようで、4週間以上経っても届かなくて困ったと言う情報がネット上に散乱しています。
これまでの合格までの経緯もあり、ちゃんと届くか心配してましたが、4月1日に無事届きました。
不安ではありましたが、PINナンバーを入力して住所の確認も出来ました。
人が相手ではなく、機械を相手にしているようで、どうもヒヤヒヤしてばっかりですが、ここまでのところは順調そうです。
コメントを残す