手作りマスタードで乾杯!_サムネ

手作り粒マスタードで乾杯!

手作り粒マスタード



ライ麦を粉に挽いて以来、なぜか我が家ではミルが大活躍です(笑)。


それでは苦労して脱穀したからし菜の実(マスタードシード)で、粒マスタードを作ってみます。


用意する材料は、

  • マスタードシード 大さじ6杯
  • ぬるま湯
  • お酢 大さじ5杯
  • お塩 小さじ2/3
  • 砂糖 小さじ1/4

です。


まず、マスタードシードがヒタヒタになるくらいにお湯を入れて、1時間くらいふやかすのですが、水よりもお湯のほうがふやかしやすそうなので、人が触れるくらいのぬるま湯を使いました。


煮物を作る時もそうですが、一旦作って置いておくと、材料が冷める時に味が染みるのと同じ要領です。


私もびっくりしたのですが、1時間くらいふやかすと、3倍くらいの容量に増えます。


容器の底の方を見ると、マスタードシードが吸収しきれなかった余分な水分が底の方にたまっていたので、茶こしでよく水を切りました。




レシピを見ていると、使うお酢はワインビネガー等書いてありますが、ワインビネガーの他の使い道も思い浮かばないし、自宅にある米酢を使いました。


粒マスタードだけのために、あらためてお酢を用意するのは勿体無いので、普段使っているお酢で大丈夫です。


1時間ふやかしたマスタードシードにお酢大さじ5杯、お塩小さじ2/3、砂糖小さじ1/4を入れてミルにかければ粒マスタードの完成です。


水をよく切ったおかげか、粘度もしっかりしているし、香りもマスタードそのものです。


粒の状態でかじっても、いまいち辛さを感じなかったマスタードシードですが、ミルにかけてペースト状になった粒マスタードを味見してみると、鼻にツンとくる辛さがあります!


これは立派な、しかも美味しい粒マスタードです!


我が家の庭で採れたからし菜で作れたのも感無量ですが、粒マスタード単品ではただのスパイスなので、スペアリブの燻製を作り、梅雨前に仕込んだ手作りビールと一緒に楽しんでみることにしました。


関連記事「1粒で3度美味しい|からし菜の1年」







燻製スペアリブ|燻製は気持ちよく煙を出すのがコツ



燻製は何と言っても煙です。


燻されたチップの香りがするだけで、ちょっと贅沢な感じがするものです。


詳しい燻製方法は「手抜きベーコン」を参照して頂きたいのですが、その後何度も燻製してみて、さらに手抜きになりました(笑)。


まずお肉に塩胡椒してよく揉み、お肉が入っていた容器にそのまま戻し、冷蔵庫で一晩寝かせて味をなじませます。


お肉が程よく乾燥するようにラップもしません。


翌日、水分がお肉の表面に浮いている状態の場合は、キッチンペーパーで軽く水分を拭き取ります。




我が家には5年前に買った桜チップがまだあるのですが、桜チップの上に香り付け用のローリエ、胡椒、色味付けに砂糖を適量まぶし、お肉から滲み出る油がかからないようアルミホイルを2枚重ねてチップの上にかけます。


燻製中はお肉から油が予想以上に染み出すもので、チップに油がかかってしまうとチップが湿気ってせっかくの煙が出なくなってしまうので、アルミホイルは必須です。


チップの準備が出来たら網の上にお肉を乗せ、煙が出てきたのを確認してから蓋を閉めます。


この時、蓋で完全に密閉してしまうと、小型の燻製鍋の場合空間が狭いのですぐ高温になってしまうし、お肉から出た水蒸気でチップが湿気って煙が出なくなってしまうので、熱&水蒸気逃し用にフライ返し等を鍋と蓋の間に挟んで少し隙間を開けておきます。


あとは温度計を見ながら火加減を調整し、70度前後の温燻で1時間、その後100度前後の熱燻で10分燻製します。


燻製のコツは、とにかくチップに機嫌よく煙を出してもらうことなので、お肉から出る油や水分対策をしっかりとれば、お肉を干す時間等々、色々手を抜いても美味しく出来ます。



関連記事「手抜きベーコン」







手作りビール|ビールはやっぱりのどごし!



手作りビールを始めたばかりの頃は、外で買うと高価そうなブラウンビールやエールタイプ、ギネスのようなスタウトタイプ等々、色々変わったビールを試してみたくなるものです。


ビールの味の濃さは使用する水の量で決まり、例えば私たちが愛用しているビールキットでは、

  • ライト 23リットル仕込み
  • ミディアム 19リットル仕込み
  • フルボディ 17リットル仕込み

となっていて、せっかく作るならフルボディと、最初の頃は17リットルで作っていました。


※アルコール度数は使用する砂糖の量で決まります。手作りビールを作る際は酒税法のアルコール度数1%未満を守りましょう。




イースト菌発酵に使う砂糖もミネラルたっぷりの方がよかろうとテン菜糖等、未精製の砂糖を使っていたのですが、クセが強いビールをフルボディで、しかも未精製の砂糖を使うと非常にガッツがあるというか、ガッツがありすぎるというか、飲む時にちょっと覚悟がいるビールになってしまいます。


よく考えてみれば、ビールは口の中で味わって飲むものではなく、グッと飲んでのどごしを楽しむものです。


出来ればサッと飲めて、口の中に雑味が残らない方がいい・・・。


10回以上ビールを作ってみて学んだ美味しい手作りビールのコツは、いかにクセのないビールを作るかです。


というわけで、今はクセのないのどごし重視で、普通のラガーを23リットル仕込みのライトで作り、砂糖も普通のグラニュー糖にしています。


こうすることで、ほとんどクセのない、普通に飲めるビールが作れるようになりました。


ちなみに、今回私たちが使った手作りビールキット缶はこちらです。




ビールの発酵に使うイースト菌は、15度くらいから反応はしてくれますが、その気温だと一次発酵に時間がかかってしまうので、最低気温が18度を上回ってきた頃が手作りビールのシーズンです。


今回のビールは梅雨前の暑い時期に仕込んだので、一次発酵は3日くらいで終わりました。


一次発酵が終わって放置しておくと発酵が進みすぎて味が変わってしまうので、一次発酵が終わり次第ビン詰めして二次発酵させます。


不思議なもので、春先でも暑い時期でも二次発酵は2週間かかります。


ビールは発酵飲料なので、時間が経つと味が変わってしまう為、出来上がったビールはさっさと飲んでしまうのが吉です。


ビールの勉強がてら、南足柄のアサヒビール工場に見学に行ったことがあるのですが、ツアーの案内をしている方も、ビールは出来たてが一番美味しいと仰ってました。


関連記事「手作りビール」






色々手作りで家飲み!

手作り粒マスタードで乾杯!
手作り粒マスタードを添えた燻製スペアリブで乾杯!



ようやく手作り粒マスタードを楽しむ準備が出来ました。


労働の後のビールは最高です(笑)。


粒マスタードもちょっと苦味があるような気がしますが、燻製スペアリブとよくあって美味しいです。


私たちは出来たてを食べましたが、一晩くらい寝かせると苦味は落ち着くようです。


とは言え、そんなに気になりませんが。


お肉も1時間かけてゆっくり燻製にしたので、柔らかくて骨離れもいいしジューシーです。


骨つき肉って美味しいですよねー。


ビールが進んでしまいます(笑)。


お金をかけずに時間をかけて、ちょっと贅沢するのが好きです。



関連記事「1粒で3度美味しい|からし菜の1年」