自然栽培の土作り|常緑樹は緑肥に向かない?

今日も朝から土砂降りの雨ですが、なぜか関東甲信越地方はまだ梅雨入り宣言をしていません。


連日の雨なので、私が代わりに梅雨入り宣言してもいいくらいです(笑)。


3月中頃から始めた我が家の種まきも、ここ最近毎日雨が続いているものの、一応気象庁が発表する関東甲信越地方の梅雨入り前には、無事蒔き終えることが出来ました。


今年は去年の反省を生かして、全体的に余裕を持って早めに植えたつもりだったのですが、残念ながら梅雨入りが3週間くらい例年より早くなりそうで、結局梅雨入りギリギリの種まきになってしまったのが残念です・・・。




そうは言ってもつい最近まで天気が良かったので、3月に蒔いたゴボウ、ニンジン、ニラは、まだまだ小さいものの順調に育っています。


4月の終わりに蒔いたトマト、キュウリ、トウガラシ、ズッキーニ、枝豆は悲喜こもごもというか、一応今の所順調そうに見えるのは、発芽率が低いものの砂利道に蒔いたトマトと、今年初挑戦のキュウリくらいでしょうか。


トウガラシは今まで絹サヤの影に隠れてしまっていたせいか、今のところ発芽すら確認できていません。


トウガラシやシシトウ等のピーマン系は高温を好むので、先日絹サヤを刈り取って日も当たるようにして、いよいよこれからと期待していた矢先に連日雨が続いてしまい、芽を出してくれるのか心配です・・・。


しかし、何より一番大きな問題は、ここのところ毎年苦労している枝豆とズッキーニです。


枝豆は順調に芽を出してくれたものの、双葉が出た瞬間から虫に食べられ出して穴だらけになり、もう本葉まで食べられてかわいそうな状態になっています。


ズッキーニに至っては、双葉がよっぽど美味しいのかどんどん食べられてしまって、今では双葉が完全に食べられてモヤシのようになってしまいました・・・。




「これは駆除せねば!」と、犯人を探すべく葉っぱをひっくり返してみても、害虫らしい害虫が見当たりません。


おかしいなと思って、食べられてしまった苗の根元近くの土をほじってみると、居るは居るは、薄茶色〜黒褐色の芋虫がゴロゴロ出てきました!


どんな虫かと調べてみると「ヨトウムシ」、漢字で書くと「夜盗虫」、その名の通り夜行性の虫で、非常に食欲旺盛な害虫で、葉っぱを夜の間にモリモリ食べてしまうとのこと。


昼の間は土に潜って身を潜めて夜に活動するので、


「あー、なるほど、だからここまで葉っぱを食べられないと今まで気づけなかったのか・・・」


ちなみに卵から孵った最初の方は薄緑色をしていますが、太く成長につれて色が濃くなり、薄緑色→薄茶色→黒褐色と色が変わっていくようです。


「へー、いろんな色の芋虫がいるけど、こいつら同じ種類だったんだ・・・」


いやいやいや、そんな悠長に納得している場合ではありません・・・。


それから毎日せっせと駆除しているのですが、一向に被害が収まる気配がなく、ヨトウムシの生育場所というか、溜まり場を観察しているうちに、ある傾向が見えてきました。


我が家の庭には以前住んでいた方が植えたのか、ローリエの木が生えています。


ローリエは別名「月桂樹」とも言われる常緑樹のハーブで、何しろ香りがいいので、乾燥させた葉っぱをカレーやシチューに入れたり、我が家ではベーコンを作る時の香り付け等々、料理の他にも、米びつの防虫効果もあるそうなので米びつの中にも1枚入れてみたりと、何かと重宝しています。


昨年秋に、日当たりと風通しを良くしようと夏の間に伸びすぎたローリエを剪定したのですが、米びつの防虫効果があるなら畑の防虫効果もあるかなと、緑肥代わりに庭全面に剪定したローリエの葉を撒いてみました。


常緑樹のローリエの葉はいつまで経っても分解されずに、半年以上経った今でも葉っぱの形のまま残っているのですが、そのローリエの葉っぱの下に大量のヨトウムシが生息しているようです!






常緑樹は緑肥に向かない?



「緑肥」と言うのは、無肥料、無農薬の自然栽培にチャレンジしている私たちにとって、唯一使うことが許された肥料で、畑や自宅敷地内に生えた雑草を刈ったものや、収穫した後に残る野菜や作物の茎や葉っぱを干して地面に撒く自家製の肥料です。


自分の家で採れた作物を最後まで無駄にしない、土に養分を与えてくれる、土の表面を覆って土壌の乾燥を防いでくれると、まさに一石三鳥の優れものです。


ところがローリエは、いつまで経っても分解されずにそのままの形で残ってしまっているので、害虫たちの格好の住処になってしまったようです。


そもそも1年中枯れ落ちることのない常緑樹のローリエの葉っぱが、大量に地面に落ちていること自体が不自然なことなのかもしれません。


そう言えばカレーやシチューに入れたローリエの葉は、いくら煮込んでも形が崩れずにいつまでもシャキッとしているので、相当丈夫な葉っぱなのでしょう。


常緑樹恐るべしと言うか、もちろんいつかは分解されるのでしょうが、土に還るのに時間がかかりすぎて緑肥に向かないどころか、逆に害虫の住処になってしまって害になってしまいました。


ん〜、残念と言うか、文字通り自分で蒔いたタネですね・・・。


早速45リットルのゴミ袋3袋分、自分で撒いたローリエの葉を回収し、早く土が正常な状態に戻って欲しいので、先日刈った絹サヤを干して乾燥させた後、10センチくらいにカットして畑に撒き直しました。


もう色々食べられてしまって、間に合えばいいのですが、ズッキーニは今年も絶望的かもしれません・・・。


良かれと思ってやったことが、忘れた頃に思いもよらない形で返ってきたり、自然は本当に難しいです。