私たちの住んでいるところでは、カエルが卵を産んで、一旦冷え込むと春が来ると言われています。
そんなお話をパンチさんにお伺いして記事にしたのが昨年2月23日のこと・・・。
昨日、1月21日に散歩をしていたらカエルの卵を発見しました!
暦上、1年で一番寒い日と言われる「大寒(今年は1月20日)」の翌日、1月18日に初雪が降ったばかりと言うのに、一体これはどう言うことでしょう。
昨年よりも1ヶ月以上早いです・・・。
確かに年末年始と暖かだったし、ニュースでも今年は暖冬で例年よりも雪が少ないと言っていましたが、ちょっと怖くなりました。
毎年異常だと言っている気がするのですが、今年が異常なのか、これからこれが普通になっていくのか私には分かりません・・・。
「地球温暖化」というと、どこか遠い所の言葉のような気がしていましたが、年々身近に感じるようになってきたように思えます。
気を取り直していつもの散歩道に戻ると、日当たりの悪いところには朝の霜が残っていて冬の感じですが、日当たりのいい所は、もう緑が芽吹き始めて春先の様相です。
ちょっと立ち止まって山の声を聞いてみると、静かは静かですが、ほんの1週間、10日くらい前に比べて、ちょっとザワザワしてきている感じがします。
もっくりもっくり山が起きてくる感じというか、本当に春が始まって来たのかもしれません。
普段は春が来るとなんとなくワクワクして、霜をジャリジャリ踏むと、
「あー、早く暖かくならないかなー」
と思うものですが、今年は霜を見つけると正常な部分が残っている気がして安心してしまいます。
パンチさんがミツバチのために植えた菜の花畑を通り過ぎると、すっかり青々と成長して、いつ花を咲かせておかしくなさそうです。
これだけ暖かいと、3月、4月くらいに予定していた春の種まき前倒ししたほうがいいのか、前倒しするにしてもどのくらい前倒ししたらいいのか迷います・・・。
そんな感じでくよくよ考えていると、私の大好きな苔エリアに辿り着きました。
私はなぜか苔が好きで、顔を寄せて間近で見ていると癒されます。
特に塩ビ排水管の中の苔は、もうそれだけで完成された世界のようです。
どんなに綺麗な生態系でも、この苔はこの塩ビ排水管の中でしかこの形態を維持できないので、ここでしか鑑賞できません。
苔を見て癒されていると、そう言えば去年ふきのとうの根を庭に植えたことを思い出しました。
カエルが卵を産むとふきのとうが芽吹くので、もしかしたら庭にふきのとうが出てきているかもしれません。
ふきのとうが生えていると、早い春が来た証拠のような気がして怖い気もするし、そうは言っても我が家の庭にふきのとうが生えたら嬉しいし、複雑な心境で帰宅しました。
生えてました・・・
「さすがにまだ生えてないだろうな・・・、でも我が家の庭でふきのとうが採れたら嬉しいな・・・」
複雑な心境で去年ふきのとうの根を植えた、ブロック塀のあたりを覗いて見ると・・・、見覚えのあるふきのとうが生えていました・・・。
もう春なのかもしれません・・・。
もちろん嬉しいのですが、複雑な心境です。
そこそこ大きいのもありましたが、ちょこんと頭だけ出したのを含めると、ちょうど両手にこんもりするくらい収穫できました。
何はともあれ、我が家で初めて収穫できたふきのとう、早速素揚げにしてみました。
食べてみると、一年ぶりの懐かしい、ほろ苦いふきのとうの味です。
食べていると、不思議なことに花粉症のことを思い出してしまいました。
今年は花粉が飛び始める時期も早いかもしれません・・・。
夏は一体どうなるのでしょう・・・。
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