「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、私の場合は完全にこのパターンでした。
人間、困難な状況に置かれると、自分の健康なんて二の次三の次というか、そんなことを考える余裕はなくなるものです。
そんなことよりも、今の状況をなんとかしなければいけない・・・。
ただ、過度なストレスを与え続けると、本人が大丈夫だと思っていても、体のどこかに変調をきたし、なんらかの兆候が現れるものです。
私の場合は歯にきました・・・。
昨年末、歯の詰め物が取れたので、久しぶりに歯医者に行ったところ、歯の詰め物以外の歯が2本グラグラしていて、このまま抜歯するか、放置していても自然に抜けてしまうと言われてしまいました。
歯磨きの仕方が悪い人は、歯磨きを改善すれば稀に元に戻るケースもあるようですが、私の場合は歯磨きには問題ないので改善の見込みが薄いとのこと。
ちなみに虫歯は1本もなく、歯茎の状態が悪いそうです。
今で言う歯周病、昔で言う所の歯槽膿漏という診断でした・・・。
原因をお伺いすると、思い当たる節があることあること・・・。
先生がおっしゃる大きな2つの理由は、
- 大きなストレスを長時間抱えると、肝臓、腎臓の機能が低下し、免疫力が落ちて歯槽膿漏になりやすい。
- 歯ぎしり
とのことでした。
「歯ぎしりなんてしてないよ!」と思ってレントゲンを撮ってもらうと、複数の歯にヒビが入っていました。
歯ぎしりの証拠とのことです・・・。
言われてみるとグラグラしている歯は、左奥の上下の噛み合わせの歯で、歯ぎしりの圧が一番かかっていたところかもしれません。
歯ぎしりをすると歯が動いて、その隙間から歯周病菌が入り込み、免疫力が落ちていると顎の骨まで溶かして健康な歯でも抜けてしまうそうです。
健康な歯を2本も失う・・・、これは恐ろしいことです。
東京にいた後半の生活は、義母の借金が発覚して同居が始まり、派遣社員として勤めていた職場では、私の仕事を外注に委託するようなって仕事がなくなり、毎日ちゃんとネクタイをして職場に行っても朝から晩まで待機・・・。
義母の借金返済のために辞めるに辞めれず、お金のためだけにただ自分の時間を売っている、誰のためにもならない非生産的な時間・・・。
職場で人間扱いされない生活は本当に辛かったです。
家に帰れば結婚したはずの嫁はお金のために夜勤の仕事、残った私は義母の世話、空いている時間は義母の借金のやりくり・・・。
銀行の窓口は3時までですが、事務所は稼働しているようで、夜中遅くまで義母の取引銀行と丁々発止のやり取りをしていました。
今思い出してもゾッとしますが、そんな毎日で体がおかしくならないわけがありません。
私の場合はストレスが歯茎にきました。
2、3週間おきに歯茎が腫れて、歯茎が腫れると顎の付け根のリンパ腺も腫れて、頭痛、微熱が続く・・・。
おそらく、あまりのストレスに肝臓、腎臓が悲鳴をあげて歯茎にサインが出ていたのかもしれません。
辛いことは辛いですが、その頃は現実の方が辛かったので、自分の健康状態を振り返る時間も余裕もありませんでした。
その後借金も完済し、義母も亡くなり、秦野に引っ越してストレスがなくなれば治るものと思っていましたが、私の場合は逆にそれまでのストレスが出てきたのか、東京にいた頃よりも頻繁に歯茎が腫れるようになりました。
秦野に引っ越してから昨年までの2年間、計ったように2週間おきくらいに歯茎とリンパが腫れて、頭が痛くて1日寝込むという生活をしていました。
健康的な漫画や記事を投稿していますが、実はあまり健康ではなかったんですね(笑)。
ただ、嫁も結婚して最初の2年間ぐらいは病弱だったので、私もストレスが抜けきれば健康になるのかなと、歯医者さんに行くまではうっすら思っていました。
歯槽膿漏という診断が出てから電動歯ブラシを買い、勧めて頂いた薬用の歯磨き粉を使い、肝臓、腎臓のために毎日しじみのお味噌汁を飲むようにしています。
薬用の歯磨き粉は、ハーブが強力で歯茎が痛いのですが、嫁が試しに使ってみると強力は強力ですが痛くはないそうなので、やはり私の歯茎が弱っているのでしょう。
元旦から細々と筋トレも始めました。
筋トレと言っても、自宅で腕立て、スクワット、腹筋だけですが、これが思ったよりも効果があってびっくりしています。
私はお腹だけがぽっこりしている隠れ肥満なのですが、1日、2日目くらいでお腹にエクボができ始め、毎日エクボが大きくなり、日々効果を確認できて面白いです。
少しづつ筋力がついてきたのか、ちょっとづつ前向きに若返った気分です。
このままコツコツ頑張って半年後に歯医者さんで、グラグラしているもう一度診ていただく予定です。
色々体験してみて思いますが、健康は普段の生活習慣と予防が本当に大切です。
失ったものは取り戻せないかもしれませんが、せめてこれから失わないように、今年を私の健康元年にしていきたいと思います。
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