漫画を描いて1年|風々工房の現在地

去年(2018年)7月11日にインスタに漫画を投稿し始めてから、もうすぐ1年、ブログは元日に初投稿してから半年経ちました。


漫画は現在この記事を書いている段階で272話、ブログは50記事になりました。


風々工房としての1年目の備忘録です。


そもそも、どうして漫画を描き始めたかというと、義母の介護で夫婦で非正規雇用になり、義母の借金を返済して見送った後、さて、どうするかとなった時に、そのまま非正規雇用として働き続けることに可能性を感じなかったことです。


本当は非正規雇用でも仕事をして、当面の収入を確保しながら漫画を描くなり、新しいことを始めるのが安全策だったのでしょうが、当時私は職場で仕事のない社内ニートとして扱われていて、義母の借金や介護で辞めるに辞められず、東京での生活の最後の方は、精神的に追い詰められて、そのまま先のない非正規雇用を続けていく気力はありませんでした・・・。


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嫁も当時は昼間、義母の介護をするために夜勤でカラオケのバイトをしていて、お互い「漫画を描く」とは程遠い生活をしていました。


そんな私達夫婦が義母の借金を完済して秦野市に引っ越すのは決めたものの、途中で義母が亡くなってしまい、それまで義母中心に生活を組み立てていた私たちには何も残っていませんでした・・・。


私の大好きな歌い手さんで、ジャニス・ジョップリンという方がいます。


彼女は残念ながら27歳という若さで亡くなってしまいましたが、彼女が死の直前に残したMe and Bobby McGee(ミー・アンド・ボビー・マギー)という歌の中に、

Freedom’s just another word for nothing left to loose

自由とは失うものが何もないこと


という大好きな一節があるのですが、


「結局のところ何もない今の状況は自由なんだな」


と思い、全く今までやったことのないことを始めようと思いついたのが漫画でした。


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年齢的に正社員は無理だし、非正規雇用ではどんなに努力してもいつ契約が切られるか分からないし、今の自分の立場で「これさえ頑張れば老後まで安心」というのも見当たらない。


いっそのこと思い切り振り切って、先のことなんて何も分からないけど、その分伸びしろがあることをしてみたいと思ったんですね。


社内ニートの非正規雇用の時もフリーランスの今も、先が見えない不安は一緒です。


でも、面白いもので非正規雇用の時は、いくらその場所で時間を費やしても何も先につながらない、自分がすり減っていく消耗感がありましたが、今は先が見えないことがむしろ自由というか、ワクワクしています(笑)。


私たちのストーリーは何も特別なものではありません。


就職氷河期とも、ロストジェネレーションとも言われる世代の非正規雇用だった夫婦が、なんとか介護を乗り越えて、田舎の地方都市に引っ越し、自分達の力でご飯が食べれるようになりたいという、ある意味ドキュメンタリーです。


今の時代、同じような境遇の方はたくさんいらっしゃるでしょうし、もっと辛い思いをなさってる方もいらっしゃるかもしれません。


世代を代表して「こうすればもう少し楽に生きられますよ!」と言えるほど楽でもないし、まだ結果を出しているわけではありませんが、3年くらいで「これで食べてます!」と言えるようになるのが目標です。


では、漫画とブログ、それぞれ風々工房の現在地を見ていきましょうか。





インスタ漫画

私たちの漫画は、義母を看取り、秦野に引っ越すまでがネタ的にもピークでした。


昨年12月10日に「ようやく辿り着いた」を投稿したのですが、




この頃を境に、漫画を投稿するたびにフォロワーが減っていきました。


ん〜、正確に言うと、100人フォロワーが減って、50人新しいフォロワーが増えて、結果的に減っていくという現象でした。


なんとか2018年中にフォロワー1万人を目標にしていたのですが、9千5百を超えたくらいで行ったり来たり、1歩進んで2歩下がる状況が続き、結局フォロワー1万人を達成したのは年明けの1月20日でした。


その後、秦野に引っ越してからのストーリーを投稿していくわけですが、フォロワーが減る現象は収まらず、ようやく1万1千人を超えたのは4月の後半です。


おそらくこの半年間で1万人中、7千人〜8千人くらいフォロワーが入れ替わってるのではないでしょうか。


昨年は毎日漫画を投稿していたのですが、今年から土、日、月、火の週4日投稿しています。


最近は一見するとフォロワーの増減も落ち着いてきたように見えますが、投稿するとフォロワーが減り、投稿していない時にフォロワーが増えるという感じで、なんとかえっちらおっちらやっています。


どんな作品、創作物にもポテンシャルがあると思うのですが、例えば子供が産まれたとか、海外に移住しましたとか、実生活で大きな変化がないと、この辺が私たちの限界かもしれません。


秦野に引っ越してからは、毎週次のストーリーはどうしようと悩みながら描いているのですが、なんでもない日常にどこかフックを見つけて、そこから膨らまして漫画に仕上げるには脳の「筋力」が必要です。


ネタがある時だけ投稿するスタイルもあると思いますが、一度サボってしまうと戻れない気がするので、ウンウン悩みながらネタを考えています。


それでも不思議と毎回「いいね」を1000以上頂けるのは、この1年の積み重ねというか、貯金だと思っています。


おそらく、今日始めたとして今の漫画を投稿してもそんなに「いいね」はもらえないでしょう。


この辺は歴史というか、「継続は力なり」なのかもしれません。





ブログ

正直ブログとホームページの違いがいまだによく分かりません(笑)。


今回初めて自分達のブログを作ってみて、「あー、そういう世界もあるんだ」と勉強になったこともあります。


まず、ブログで収入を得られるのかというと、なんとも難しい問題です。


普段、私も普通にグーグルで検索していましたが、ブログで稼ごうと思うとグーグルに嫌われたら食べていけません。


これはもうアドセンスを貼ってるかどうかというレベルではなく、ブログでちゃんと収益を得て運営しようとした場合、グーグルに好かれて検索上位に載るのが全てと言って過言ではないでしょう。


この場合、グーグルに好かれると言うのは、何もグーグルで働いている社員に気に入られると言う意味ではなく、グーグルが検索順位を決める「アルゴリズム」に好かれることを意味します。


ブログの運営者は日々自分のブログの記事をグーグルの検索上位に表示してもらえるよう、旬な話題を誰よりも早く記事にしたり、みんなが疑問に思って検索しそうなワードを予想して記事を書いたり、それはもう色々な努力をしてブログを運営しているようです。


この検索上位を狙い、グーグルのアルゴリズムに好かれようと頑張ることを「SEO:検索エンジン最適化」と言うようです。


ただ、このアルゴリズム、いつまでも基準が変わらなければ対策の立てようもありますが、ここ数年グーグルは年に数回アルゴリズムをアップデートしています。


その時のアルゴリズムにマッチするように、SEOを頑張ったサイトほどアップデートの打撃を受けて検索に載ることもなくなり、それまで自称ブログで食べていた方々が非常に苦労しているようです。


グーグルからの検索に頼れなくなると、当然SNSでブログを知ってもらうと言う流れになると思うのですが、ここで厄介なのがグーグルはグーグル以外を認めないと言うことです。


どういうことかと言うと、グーグルで検索してブログを見に来てもらうのは評価するが、SNS等を経由してブログを見に来ることを「品質の悪いトラフィック」として評価しないと言うことです。


評価されないとどうなるかと言うと、ますます検索しても検索結果に載らなくなったり、せっかく苦労して合格したアドセンスの広告が配信されなくなってしまいます。


そういったことを全く知らない状態で私たちはブログを始めました(笑)。


そもそも私たちのブログは誰かの疑問や悩みに答える、Q&Aのようなサイトではないので、誰かが検索して見に来てくれる作りではなく、インスタの漫画を読んだ方がたまに訪れてくれるようなサイトです。


これがグーグルには気に入らなかったのでしょう。




あんなに苦労して承認されたアドセンスでしたが、5月の末くらいから広告の配信が止まりました。


関連記事「グーグルアドセンス奮闘記」


それからブログとはなんぞや?SEOとはなんぞや?と調べ出したのですが、グーグルに好かれようと思ってブログを運営していくのは無理という結論に達しました。


アドセンスには自動広告という、グーグルが自動でブログのあっちこっちに広告を配信してくれるサービスがあったのですが、私たちはグーグルに嫌われて配信されなくなったので、手動で記事の中に広告を設定しています。


これもアルゴリズムが変われば配信されなくなるかもしれませんし、先のことはなんとも言えません。


ただ、私たちが一番気にしなければいけないことは、ブログの収入でもグーグルに好かれることでもなく、いかにユーザーの方がアクセスしやすいかです。


例えばインスタに貼ってあるブログへのリンクを外すことがグーグルに好かれることであっても、読んで頂いてる方に不便だったら本末転倒で、誰に向かって漫画を描いているのかも分からなくなってしまいます。


ですのでGAFAと共存で偉そうなことを言っていましたが、今のところ私たちはグーグルとうまく共存していません(笑)。


とは言え、自分で物作り(イラスト、漫画、文章も含めて)をしていて、「自分が何者か」を知ってもらえるメディア、プラットフォームを持つことは大きな強みになると思うので、今でもお薦めです。





これから

何と言っても単行本を出したいですねー。


アマゾンの自己出版で出す予定なのですが、最初の出だしのストーリーをどこから始めたらよいか決めかねて、延ばし延ばしにして未だに原作を書いていません・・・。


考えてみればブログの最初の記事を書くにも半年くらい時間がかかりましたが、初めてさえしまえば割とサクサク進むのかもしれませんが、まだ思案中です・・・。


素人漫画家の私たちが、初めて値段のついた「作品」として世に問うことになるので、怖かったりもします。


なんとか年内にとっかかりを見つけて着手したいです。


インスタの漫画はこのままのペースで続けて、あわよくばフォロワーが増えればいいなーと思ったりもしますが、難しいかもしれません。


ブログは最近書くペースが落ちていますが、年内に100記事達成できれば御の字と思っています。


長くコツコツと運営していくのを目標としているので、温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。







4件のコメント

なかなか難しいですね(><)人気にはどうしてもみんなが求めるものが付きまとってくるのだと思うし、共感が必要なのだろうなと思うのですが、私自身で言えばみんなが共感しやすいであろう妊娠出産子育てでさえ共感というものとは程遠く、毎日更新しているものの難しいなぁと思います。
主人にも私はみんなが痛いと思うことは痛みに強すぎて分からないし、健康すぎてみんなが嫌だと思うことや辛いと思うことを経験していないし、そもそも感覚が人とズレてるから共感は難しいよねと言われるほど…。だからと言ってみんなに合わせて感じてないことを書くのも違うし…。と、結局昼間いない主人へ子供たちのことを伝える夫婦間の情報共有という形になりました。なかなか難しいですね。

自分がもともと持ってるものと、みんなが望むものがマッチしている人を天才というのかもしれませんね(笑)。

上を見たらきりがないですが、一年前はこんなにフォロー頂けるとも思っていなかったし、ブログも出来ると思ってなかったので、ここまでこれたこと自体が奇跡なのかもしれません。

一年後どうなってるか不安だし楽しみです。

SEO、MEOなど、よくわからなかったので、なるほどなと勉強になりました。
インスタにもあるように、博学な旦那様と、一生懸命なぷぷさん。泰野の平和な暮らしに変わっても、私は毎回更新を楽しみにしています。というか、こちらのブログで「文章」でお2人を拝見するようになり、さらにお2人の人となりが伝わってくるというか。賢いだけではなく、積極的に学ばれていく旦那様の姿には頭が下がりますし、ぷぷさんのブログでは素直でまっすぐなお人柄が垣間見れて、秋田の田舎育ちの私にとっては、細かな田舎の風景や草木の変化など、すごく懐かしくてほっこりします。なので、インスタもブログもどちらも違ってどちらも楽しみです^ ^

ちなみに私も20代前半は某飲食店で、時給750円なのに総支給23万とゆーはちゃめちゃなシフトをこなしておりました笑 あの時は何も考えてなかったからできましたけど、今の体力じゃ絶対無理だし、そもそも労働時間どーなってたんだろう?!と会社を疑います笑

長くなりましたが、これからも楽しみにしてます^ ^本になったら買いますね♪

そんなに絶賛していただいて恐縮です(笑)。

漫画、ブログ、料理、田舎暮らし、ご覧の通り私たちは全て素人で何かに秀でたプロフェッショナルではありません。
1年間運営してきて、なんとなくそれっぽくなった部分もあるかもしれないし、まだまだ素人のままの部分もあるでしょう。

読んでいただいた方に「やろうと思えば自分でも出来るんじゃないか?」と思っていただければ嬉しいです(笑)。

なんでもやってみないと分かりませんが、飲食店はきついですよねー。
あんなにきついと思いませんでした(笑)。
居酒屋に行ったり外食する時、働いてる方々を見る目が変わってしまいました。

これからも楽しみにしていただけるよう頑張らなきゃですね。

こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。

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